大河ドラマ「西郷どん」 │ 第十八回「流人 菊池源吾」

あらすじ

先週、月照と共に海に身投げした西郷吉之助(後の西郷隆盛)は、引き上げられて一命を取り留めましたが、月照は亡くなってしまいました。

そして安政の大獄で江戸幕府より追われている吉之助は、名前を菊池源吾と変え、奄美大島で過ごすこととなります。

奄美大島の島民・とぅまは、占い師に「夫になる男がやってくる」と告げられます。

とぅまの暮らす屋敷の離れに部屋を与えられた吉之助は、失意のどん底から抜け出せないまま、島民との関りを拒みます。話しかけても答えない、提供してもらった食事を薙ぎ払うなど、島の女性は吉之助の面倒を見ることを嫌がりました。

奄美大島は、薩摩藩から罪人が島流しで来ると、滞在中に「島妻(あんご)」を差し出し面倒を見させる決まりでした。とぅまは吉之助なんか餓死させてしまえばいいと言い放ちますが、罪人を死なせてしまうと島全体が薩摩藩から罰せられるのです。

とぅまは島妻にはならないけれど、面倒を見に行くことを引き受け、吉之助の元へ向かいます。

島の女性は手にハジキという入れ墨をする風習がありましたが、吉之助はそんな入れ墨の入った手で作った食べ物など口に出来ないと食事を拒みます。めげずにとぅまは膳を差し出しますが、吉之助はそれを薙ぎ払って出て行ってしまいます。

腹を立てたとぅまは、海に向かって、吉之助に災いを与えてくれと叫びます。

島には定期的に、薩摩の交易船が島の黒砂糖と米や日用品を交換しにやって来ました。しかしこの交換レートは不当なもので、島民は貧困にあえいでおりました。特にこの年は何度も嵐が来たせいで砂糖の量が少なく、目こぼしを願う島民に、島代官はほかの作物を育てている畑も全てサトウキビに変え、全てを藩に納めろとまで言うのです。

ここで、腹をすかせたタケという少年が落ちた砂糖を拾って口にし、咎められます。島代官に打ち首を言い渡され、思わず庇いに入ったとぅまを、吉之助が助けます。役人たちを殴り倒しますが、代官に何かあっては島全体が罰せられると島民に止められ、吉之助は去って行きます。

その夜、タケが何をして罰を受けるところだったのかと吉之助はとぅまに尋ねます。砂糖を口にしただけで打ち首なんておかしいと笑う吉之助でしたが、とぅまは薩摩による圧政を吉之助に訴えます。

斉彬が死んだらマシになると思って皆で喜んだのに、何も変わらない、と言った言葉を聞いて「殿がどれほど民のことを思っていたか!」と吉之助は怒鳴りますが、圧政に苦しむとぅまは「私たちは民ではなかったんだ」と涙を流します。

そんな中、一通手紙が届きます。幼馴染の大久保正助(後の大久保利通)から、橋本左内の訃報を知らせるものでした。捕縛されていた左内は、最期まで幕府に現状の改善を訴えて、吉之助に今後を託し斬首でその生涯を終えました。

雨の中吉之助は嘆き悲しみ、遂には倒れてしまいます。

島の蚊による高熱で生死を彷徨う吉之助を連れ戻したのはとぅまの呼び声でした。

回復した吉之助は、とぅまにこの島のことを教えて欲しいと頭を下げます。とぅまはそれを了承し、吉之助の手を取って、走り出すのでした。

薩摩藩と奄美大島

幻想的な奄美の海から始まった今週。奄美=リゾート=穏やかな話だと勝手に思っていたのですが、意外と重い奄美大島編のスタートで、個人的には良いのではないかと思います。

そもそもなぜ奄美大島がこのように貧困に苦しんでいるのかという点ですが。

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