松本清張ドラマスペシャル「鬼畜」ネタバレ|テレビ朝日

松本清張の短編傑作小説「鬼畜」が、2017年12月24日にドラマスペシャルとして放送されました。

主演は玉木宏、常盤貴子、木村多江という豪華キャスト。

予告では断崖絶壁から子供を投げ落とそうとする玉木宏が映っていましたが…はたしてドラマはどのようなストーリーだったのでしょうか。ネタバレしてみたいと思います。

すべては宗吉(玉木宏)の浮気から始まる

小さな印刷会社を営む宗吉(玉木宏)と梅子(常盤貴子)。

印刷所を一生懸命切り盛りする梅子を放って、宗吉は菊代(木村多江)と浮気し、あろうことか子供を三人も作っています。印刷所の景気が良く、愛人を囲う余裕があったんですね。宗吉からお金をもらい、愛人である菊代と子供たちは何不自由なく暮らしていました。

しかし印刷所が火事で焼失!収入が激減し、宗吉は菊代や子供たちを養うためのお金をねん出できなくなります。生活費が尽き、ついに菊代がキレて、子供たちを連れて宗吉と梅子のいる印刷所へ殴りこんできます。そしてなんと、子供たちを宗吉に押し付け、自分はトンズラ!

そして殺される子供

夫の浮気だけでもショックなのに、子供が三人もいたことで激怒を通り越して修羅と化す梅子(常盤貴子)。そんな梅子の怒りにただおたおたするだけの宗吉。子供を置いて行ってしまった菊代(木村多江)はそれっきり戻ってきません。

そして数週間後…なんと、子供のなかで一番小さかった庄二が死にます。死因は一応「腸カタル」つまり、腸炎ということでしたが、本当の死因は他殺。梅子が布をかぶせて窒息死させたのでした。

長女が行方不明に

庄二が死んだ直後、長女の良子が行方不明になります。

宗吉は最初「母親(菊代)のところに帰ったのでは」とごまかしますが、本当のところは宗吉が良子を遊園地に連れ出し、遊園地に放置してきていたのです。

幸い、良子は死んでおらず、警察により保護されていました。良子の身元がなかなかわからず、宗吉のもとに戻ってこなかった理由は、お父さん(宗吉)の本名や住所、どの駅のどの電車に乗ってきたのか一切知らなかったから。戻ってこられないことを分かったうえで、宗吉は良子を遊園地に放置したのでした。

いまの世でしたらこれだけで保護責任者遺棄、虐待で宗吉が捕まる案件ですよね。そもそも庄二が死んだ時点で、検死で窒息死と見抜き警察が動くでしょうし。「これがこの時代だったんだなぁ」と思わざるを得ない展開でした。

長男は崖に突き落とされるも…!?

次男・庄二は梅子により殺され、長女・良子は宗吉により置き去りにされました。残った長男・利一の運命やいかに!?

梅子は「庄二は私が殺した、利一はあんたが殺して」と、宗吉に青酸カリを渡します。青酸カリを忍ばせたタイ焼きやモナカを利一に食べさせようとする宗吉。しかし利一、なかなかすぐれた味覚の持ち主のようで、吐き出して食べません。

最終的に宗吉は、眠った利一を崖から放り投げます。

これですべてが終わった…と思いきや、なんと利一、太い枝に引っかかって一命をとりとめたのです!

梅子は死亡、宗吉は刑務所へ

一人の子供を殺害、一人の子供を殺害未遂、もう一人は遺棄…ということで、梅子と宗吉のもとに刑事がやってきてついに捕まるときが来ます。そのとき梅子は、隠し持っていた青酸カリを飲み、自殺。宗吉は捕まり、刑務所で服役することに。

残念ながら、一番小さかった庄二は亡くなってしまいましたが、長男・利一と長女・良子は、ふたり力を合わせて生きてく結末を迎えるのでした。

「鬼畜」は誰だったのか

子供を殺す梅子や宗吉は、まぎれもなく「鬼畜」なのでしょう。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

テキストのコピーはできません。