ドイツ暮らし始めた際の役場や銀行の手続き

ドイツ・デュッセルドルフにやってきて、はや二週間。
こちらで生活していくために、役場や銀行での各種手続きを行いました。
ドイツ語、やっぱりできないと厳しいかも!

デュッセルドルフはどんな街?


ライン川のほとりにある、ヨーロッパ最大の日本人コミュニティがあるというドイツの西側の街です。日本人は6000人以上いて、ここは日本だろうかと錯覚するほどの日本人だらけの生活エリア、そして日本食やレストランなどが集まっている通りがあったりと、日本人がヨーロッパ生活を始めるにはもってこいの街だそうです。

ドイツは他のヨーロッパ諸国に比べて労働ビザが取りやすく、デュッセルドルフはそのなかでもとりわけ日本人に友好的なんだとか。ちなみに、ベルリンもフリーランスがビザを取りやすいそうです。

役場手続きその1:まずは住民登録


すべてはここから始まります。どこの国でも、やっぱり基本中の基本は住民登録。とはいえ、日本とはだいぶ雰囲気もシステムも違いました。

なぜか、駅やスーパーなど、普段の生活の場以上に人種のるつぼとなっていて、香辛料が香ってきそうな雰囲気です。ドイツ人はそれほど見当たらず、エキゾチックで、肌の浅黒い中東やアフリカ出身の人々が多い感じ。

どのように受付するかというと、銀行や郵便局のように用途別に機械で番号札を取る仕組み。ドイツ語のほかに英語やフランス語が選べるようになっています。

さっそくトライ。住民登録を選択し、プリントボタンを押すと、本来は文章が表示されているのであろう真っ白の画面(実際はグレーでしたが)が出てきてその下にOKの文字があるので、試しにクリックすると、最初の言語選択画面に戻るという謎の事態が発生。機械が壊れているのかと、数台あった残りの機械も試してみるけれど、同じ現象が起きます。イライラしながら、スタッフに聞きに行くと、今日はもう受付終了、人がいっぱい来たから今日はこれ以上さばけない、明日の朝7時半に来るようにと。

ショックを受けつつも、どうやら支所があるらしいときき、試しに行ってみたけれども同じ現象が発生。やはり、今日の分は締め切ったから明日の朝7時半に来るようにとのこと。

インターネットからも受付することができるようなのですが、そうすると、予約する日時のが何日か後になってしまうようです。ちょうど日本でインターネットで物を買うときに日付指定をするとその選択肢が数日後からしか出てこないのと同じ感覚ですね。

ちなみに、これはトイレ!なぜかブルーライトが点いています。落ち着かない!

翌日、朝7時半過ぎにいってみると、もうすでに支所の待合室はいっぱい。札には8時半から8時45分と出ました。皆きっと来るのがのんびりだろうと高をくくっていましたけれど、とんでもない。意外とまじめなんですね。

支所の待合室は、その場にいる人たち皆におはようといいながら入ってくる人が多いです。それにこたえる人たちも少なくないし、さようならといって出ていく人たちも多く。気恥ずかしいけれど、素敵な心掛けです。

8時半と札はなっているけれど、もっと早くに呼ばれるのではないかと思い、またそれを期待していましたが、呼ばれたのは本当に8時半ジャスト!その正確性に驚くとともに、逆にそれに合わせられたではないかという疑問も。

あらかじめ、紙に新住所、日本の住所等書いて持参していたので、窓口で渡しました。すると、その場でそのスタッフの人が入力し始めました。PCの画面には覗き込み防止のグレーのフィルターがかかっているので、私のところからはよく見えませんが、まあ、入力していることは、本当に基本的なことのはずです。

既婚かどうかを聞かれ、さらに宗教をきかれました。宗教はテロ対策??と思いましたが、どうやら、クリスチャンには税金がかかるという噂です。

ときどきドイツ語で話しかけられ、分かりませんと言っていたら、なんとか先方も苦手な英語で対応してくれました。でも、今度は英語の通訳を連れてくるようにと言われました。印刷された住民登録票のほか、この町のスターターキットが渡されました。ピザの箱みたいなものに地図などが入っています。

ドイツの役場では、ドイツ語でないと受付してくれないスタッフが割といるようですが、そういうときは他の人の聞いてみたりまた出直したりするのがいいそうです。

役場手続きその2:滞在許可

労働ビザは会社がエージェントを通して申請してくれていて、それが無事おりたとのことでしたが、同時に滞在許可も取らなければならないようです。

エージェントのスタッフと役場の入り口で待ち合わせ。日本にいたことがあるとかで、日本語がペラペラのドイツ人の女性です。

向かった先は個人オフィスのような趣の部屋。電気がついておらず薄暗い状態。エージェントが先に入っていましょうといいますが、気が引けます。こんなプライベート空間っぽいところに入っていていいのですか?と聞いたら、さっき廊下ですれ違った人の部屋だし、毎日のように来ているから大丈夫とのこと。

役人の方はワンピースなのに股を開いてタイピング。二人は世間話をしながら、私のパスポートを放って受け渡ししています。エージェントも、役人も!完全に女子高ノリです。

おしゃべりの合間に、指紋を登録する機械に指を置くよう言われます。1本目は、機械の光がオフになったら、もういいですよとエージェントが言ってくれたけれど、2本目はおしゃべりに夢中で放置!もういいですか、と聞いたら、あはっ!もう大丈夫です、という答え。

面白かったのはこのパスポートの写真カッター。簡単に切り取れて便利!ところが簡単そうで、最後の最後の瞬間で枠がずれます。ねじがゆるんでいるのか。難しいって言ったら、エージェントも、そうでしょうー、難しいでしょうーって。

エージェントはスーパーの袋に入った何かを役人におみやげだって渡していました。差し入れといえば差し入れ、わいろと言えばわいろですね。

この役人は、割と長めに許可をくれる人だってエージェントが言っていました。そういうのがあるんですね。長年培われた関係性の賜物なのかもしれませんね。

銀行手続き


そしてオフィス街にある銀行口座の開設にきました。お給料のための口座です。これをつくれば、こちらで普及しているデビッドカードも使えます。

日本と違って突然訪問してもだめで、最初にアポイントメントを取る必要があります。

こちらでの手続きってどこもまずはアポイント取りから始まるようですね。

定刻に受付を訪れて、担当者の名前を伝えると、やってきた担当者からは握手で迎えられました。

個室まで案内され、後をついていくと、部屋に入ったとたん、トレイにクッキーが載っているのが目に付きました。飲み物は何にしますか?水?コーヒー?カプチーノと訊ねられ、あとでコーヒーを飲もうと思っていた筆者はうれしすぎて「本当に?!」と喜びを隠せません。

その後電話でオーダーする担当の方。すると、まさにカフェの店員といった出で立ちのスタッフがきて、私にはカプチーノ、そして担当者には小さなガラス瓶に入った少し高級そうなミネラルウォーターとエスプレッソを。それなら私も水とカプチーノと言えばよかった。。。なんて卑しい気持ちになりました。

世間話をしながら、彼はパスポートと住民票の写しをコピーしにでかけます。こちらの銀行はWifiを提供しているところが多いので、多少反応は悪いのですが、こんな待ち時間にこそ、と携帯電話を接続して待っていました。

役場と同様、いろいろその場で住所等担当者が入力し、それをこちらが確認するといった形で進行していきます。数日たてば、口座のカードが郵送で届くとのことでした。

こちらの銀行では、最初の6か月は無料で使えますが、その後は口座維持手数料が€5ほどかかるそうです。そこがちょっと残念です。

それでもなんだか銀行が日本とまるで違ったのが楽しくてワクワクしながら建物を出ました。

ATMもおしゃれですね。

古い建物のようで、こんなドアにも銀行という組織がフィットしているなあと思います。

お隣も銀行。こちらも立派な建物です。ドイツ銀行とコメルツ銀行がドイツでは二大銀行のようです。銀行は英語が通じるけれど、役場は通じたり通じなかったり。ドイツ語、少しずつ勉強していかなくては!