新潟の女児連れ去り殺害事件はなぜ起きた?|不審者に遭遇体験

新潟市で大変痛ましい事件が起きました。7歳の女の子が連れ去られ、殺され、線路に遺棄されるというひどすぎる事件。

ニュースで知ったとき、被害にあった女児がどれだけ怖い思いをしたか、そしてご家族がどれほど憤り、悲しんでいるかと考えると涙が出ました。犯人が早急に捕まり、裁かれることを願ってやみません。

今回の事件で「女児は友達に、不審者に追いかけられたことを話していた」という報道をたびたび目にしました。この報道を見て「どうして大人に言わなかったんだ?」と言うひとも少なくないでしょう。でも、子供ってなかなか言えないんですよね。

私自身、小学生のころ、不審者に「見せられた」経験と「さわられた」経験があります。でも、どっちも大人に言えませんでした。思い出すだけでぞっとする、昔の話をちょっとしてみたいと思います。

不審者に誘われ「見せられた」経験

小学3年生の初夏。半袖とキュロットスカートで公園にいたときの話です。

普段は友達と遊ぶ公園ですが、その日は約束をせず行ったため、公園にいたのは私ひとり。正午ごろで、昼食の時間帯だったからか、公園には大人も子供もだれもいませんでした。

待っていればだれか来るかと、しばらくブランコで遊んでいたところ、見知らぬ男性に声をかけられました。小学生だった私が「お兄ちゃん」と認識した年齢だったので、おそらく二十代、もしかしたら十代後半だったかもしれません。

全然知らない男性でしたが「ひとりで遊んでるの?」と聞かれて、聞かれたことに答えないのは失礼かと思い「うん」と答えてしまいました。

遊んでいた公園は自宅から徒歩3分のところ。まわりは住宅で、近くに大きなスーパーもあるため通行人も多く、車も頻繁に通っているところです。

そんなところですから、とくにそれまでも不審者情報などはなく…。一応「知らないひとについて行ってはいけない」など教えられていましたが、よもやまさか白昼堂々、人目のある公園で、なにかされると思ってもみなかったのです。

その男性は「面白いもの見せてあげる」と、私を誘いました。誘われたのは、公園のなかにある、木に覆われた茂みです。覆われたといっても、ちょっと覗けば中の様子はすぐに見える場所だったので「面白い虫でもいるのかな?」程度で、私はほいほいついていってしまいました…。

そして茂みで見せられたのは、男性の性器。

「すごいでしょ」と言われたのがやけに耳に残り、いまでも覚えています。当時、性的な知識がなかった私にとって、父親とお風呂に入るときしか見ることのなかった大人の性器。しかもMax状態のそれに、純粋に「すごい」と思ってしまいました。

男性は、私が逃げないのを確認したように自慰行為にふけっていました。とくに私になにかするわけでもなく、逃げようと思えばすぐに逃げられる状況だったのですが、「逃げたら追いかけられるかも」「こんなことを見てしまって、捕まったら殺されるかも」という思いから私は逃げられずにいました。

そうこうしているうちに男性は行為を完遂させ、満足したのか私に「じゃあね、ありがとう」と言い残し去っていきました。

その後私は、走って家に帰りましたが、男性のことを家族に言うことはできませんでした。

性的行為について何も知らなかったとはいえ、それを初対面の相手に見せることは異常であることは察していました。

でもそれをどう説明していいのかわからない…、説明する過程で出さなければいけない男性器の名称が恥ずかしくて口にできない、言ってしまえば「なにかされたのか?」など、私まで悪いことをしたかのように責められそう…そんな思いから、起きたことを親に報告することができなかったのです。

当時「悪いのは相手」と判断するための知識がなく、「私が悪かった」「言ったら怒られる」という思いのほうが強かったことが、親に言えなかった原因ではないかと、今になって思います。

結局二十年以上たった今でも、このことは親に話していません。話せずにいます。

不審者に「触られた」経験

これもまた小学生のころに起きた事件。
上記事件と同じく公園で起きた事件ですが、このときはまわりに子供も大人もたくさんいました。犯人が「たくさんいた大人のひとり」だったんです。

顔見知りの兄弟や、同級生たちといっしょに、大勢で鬼ごっこをしていたときでした。近所のお兄ちゃんよりちょっと大きい、高校生か大学生くらいの男性がいました。

見ない顏でしたが「ふつうに混じっているから、だれかのお兄ちゃんか、保護者なんだろう」と、とくに不審に思っていませんでした。まわりの子供も、だれも「あやしい」なんて思っておらず、楽しく遊んでいたように思います。

その「よく知らない男性」が、私に声をかけました。
「ズボンからシャツが出てるから入れてあげる」

私は素直に応じました。よく知らない男性は、私にズボンに手をかけ、シャツを入れてくれました。親にも同じように、何度もシャツをいれてもらった経験があったので、まったく不審に思わず私は「ありがとう」と言いました。

そしてふたたび走り出そうとしたとき、…なぜか男性は、片手で私をつかまえ、もう片方の手を下着につっこみ、そして触りました。

当時私は、本当に性的なことをまったく知らなかったため「なんでそこまで触る必要があるんだろう??そこまでしなくてもシャツは入れられるじゃん」程度にしか感じていませんでした。本当に鈍感な子供だったんです…。

でもそのとき、周りの上級生がが気づいてくれました。私をその男性から引き離し、上級生たちが大人を呼びに行きました。

なんだか大変なことになっている、私のせい?私、なにか悪いことをした?まわりの大人たちの顔色が変わったのを察し、私は自分が怒られると思い込み、私は走って家に帰りました。

その後、誰かが通報してくれたようで、警察がうちに来て、親が事態を知り、私は警察につれていかれることになりました。

私を触った男性をマジックミラー越しに見せられ「このひとで間違いない?」と確認され、人生はじめての事情聴取を受けました。なにか書かれた紙に「拇印をおして」と言われて、親指に朱肉をつけて押した記憶がいまでもやけに鮮明に残っています。

このときも、私は警察がくるまで親になにがあったのか一切言いませんでした。たぶん、警察がこなかったら、黙ったままだったと思います。親に言わなかった理由は「とくに痛いこともされてないし、なんだか変なひとだなとは思ったけどそこまでひどい目に遭っていなかったから」。

子供の私はとくに「嫌」とも「不快」とも「怖い」とすら思わなかったんですよね…。ただ「触られた。なんでそこまで触るんだ?」それだけ。

今回の新潟の連れ去り殺害遺棄事件、「なんで大人に言わなかったんだ?」「言えば結果はちがっていたかもしれない」と思う人、たくさんいると思います。私も、もし言っていれば女児は助かったかもと思うと、残念でなりません。

でも、子供って危機感、そんなにないんです。ことの重大さ、想像できないんです。

「いま起きたこと」は「いまだけのこと」でしかなく「これからもっとひどくなるかも」と想像するの、難しいんです。
大人なら考え付く最悪のケースを、子供は想像できません。

だからこそ、やっぱり大人が教えて、都度守ることが、大切なのだと思います。

守るためには過保護も必要

守るためとはいえ、ずっと子供についてまわるのは難しいです。付きっ切りは親が大変ですし実質不可能。ついて回ると子供の自立や成長も妨げてしまうでしょう。でも、大人が思うほど子供は大人ではありません。

起きてしまってから後悔するより、過保護かもと思えるほどに子供を守って、何も起きなかったら「取り越し苦労だったね」と笑う、その程度がちょうどいいのではないかと、子育てしながら、怖い事件をニュースで見ながら日々思います。

新潟の事件をはじめ、子供が犠牲になる事件、本当に心が痛みます。どうか被害に遭われたお子さんが安らかに眠れますように。ご家族が、心穏やかに過ごせる日々を取り戻せますように。もうこんな悲しい事件が起きないよう、祈るばかりです。

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