大河ドラマ「西郷どん」|第七回「背中の母」

先週に続き泣き回が続いてしまいました。

辛すぎて「もう早くもっと時代進めて活躍してくれ…!」とまで願う始末です。

「背中の母」あらすじ

西郷吉之助(後の西郷隆盛)の家では、祖父である龍右衛門が死去。

吉之助の嫁取りが見られなかったのが残念だ、と生前言っていたという話から、一旦まとまったのに吉之助が断ってしまったという縁談を、父の吉兵衛が再度まとめに行きます。

吉之助は嫁取りよりも、藩主・島津斉彬が江戸へ向かうのにお供を募集していて、そちらについていけるかどうかが気になっています。

父親の勧める結婚に今一つ乗り気にならない吉之助に、隣家の大久保正助(後の大久保利通)は、吉之助が嫁取りをしないと、想い合っている相手のいる妹の琴も嫁ぐことが出来ない。謹慎中の身である自分は嫁取りも江戸行きも叶わない…と愚痴を零し、吉之助に嫁をもらうよう勧めます。

またその頃、母親の満佐も寝込んでしまいます。

死去したばかりの祖父の死因である労咳を満佐はもらっており、恐らく先は長くないので吉之助には早く嫁を貰ってほしいと切望していると聞かされ、吉之助は嫁とりを承諾するのでした。

一方、斉彬は従妹である於一(後の天璋院篤姫)を養女にすることに決めました。なぜ自分なのか?と問う於一に斉彬は、よく食べて健やかで、博打が強いつまり運が良いことを理由に上げます。

そして島津家当主の娘として、江戸に輿入れをしてほしいというのです。その相手とは?との問いには、まあそれはそのうち、と言葉を濁してしまうのでした。

しばらくして、西郷家では念願の婚礼が取り行われました。吉之助に嫁いできたのは、須賀という、まるで能面のように表情の無い美しい女性でした。

婚礼も終えて布団を敷きながら満佐は須賀に「明日の朝は一緒に畑に行こう」と言います。自分の死期を察している満佐は、一刻も早く新妻である須賀に代わりが務まるようになって欲しく、頭を下げて須賀にお願いをします。

須賀は須賀で自らの愛想の無さを頭を下げて詫び、吉之助と満佐は微笑ましく須賀を見詰めるのでした。

翌朝から早速満佐は西郷家の細々としたことを教え込みます。その夜に吉兵衛は須賀に、夫婦とはまずは相手に惚れることからだと自分と満佐の惚気話を聞かせて、上機嫌でした。

しかし翌朝、吉兵衛は布団で亡くなっていました。
ショックも重なり、満佐はますます体調を悪くしてしまいます。

満佐を案じた須賀は、一年の間に二人死んだ家は人形を墓に埋めないと三人目が連れて行かれるという言い伝えに乗っ取って人形を埋めようと言い出しますが、祖母のきみに迷信だと一蹴されてしまいます。

食事もままならなくなった満佐は、吉之助にお願いして、背負われて桜島を見に行きます。

吉之助は斉彬の江戸行きのお供に選ばれなかったのですが、それはそもそも立候補していなかったのだろうと満佐に言い当てられてしまいます。そんなことはないと否定する吉之助ですが、昔から嘘が下手だから、と満佐は言います。

吉之助は心が熱すぎるから情に負けることがある。昔から母はそれが心配でした。

そして少しでも長く吉之助と一緒にいれたことに感謝をし、吉之助の母で良かった、と言い残し吉之助の背中で息を引き取ります。吉之助は立て続けに、祖父、父、母を亡くしてしまったのでした。

時代感がすごい

いえ当たり前なんですけど、江戸時代だなーって思うのが多い回でした。

最近の大河ドラマってクレームを恐れているのか?何の配慮なのか?割と女性の地位を無理に上げているシーンが入ることが多いんですが(見合い結婚なのに実は前から知ってて恋愛結婚でした!みたいな)

今回は

・孫の顔を見せてほしいから結婚
・満佐が死んだら小さい弟の世話をする人が必要だから結婚
・兄が結婚しないと妹が結婚できない
・新婚なのに家からいなくなる気満々の旦那

など、地位の低い「嫁」が今の時代ならばものすごく理不尽な仕打ちに遭わされるシーンが多かったです。

当時なら当たり前なんでしょうけど、どうでしょう、ちょっと須賀さんの立場に自分を当てはめてみてもらえませんか。

嫁に行くぞ!って親の気に入った顔も見たことのない相手の家に連れて来られたら大姑に幼い下の子もいる大所帯で、その上姑は「私もうじき死ぬからあなたが全部やるのよ!」みたいにすごいペースで物事教えてきて、舅と姑が立て続けに死んで、唯一頼りにする旦那は江戸に行ってしまう(と思われる)…辛いです。

その上来週の予告では、立て続けに三人死んだのが須賀さんのせいになってるみたいな感じだったので、今週は改めて「江戸時代ってこわいな…」と思いました。

私平成の嫁で良かった。

次週「不吉な嫁」

既に予告で離縁の話も出ていましたが…しばらく辛い家族の話が続くのでしょうか。

私は、西郷隆盛という人は、気が付いたら流されて西南戦争のリーダーやっていた、というイメージがありまして。先週と今週はそのイメージに近い西郷が描かれていたような気がします。

糸の恋心に気が付かずに糸は嫁いでしまって。母の病気に気が付かず、慌てて嫁を取ることになり須賀がその被害を受けていて。

決して悪い人ではないんですけど鷹揚過ぎるというか、もう少し前に手を打てなかったのかー!…という感じの西郷像が、鈴木亮平さんでとても納得の描かれ方をしているなあと今のところ思っています。西南戦争もそんな流れになるのでしょうか。

結婚したばかりの須賀さんには、辛い想いをあまりさせないでほしいですね。