働きやすい?それとも働きにくい?ワーキングマザー100人の本音

子供を産むと、これまでと同じように働くことがむずかしくなる…そう感じている方が大半ではないでしょうか。

男性は以前とかわらず働き続けることができるのに、女性はなぜか育児と仕事の両立が求められてしまいます。今回は、ワーキングマザー100人に「産んだあと、働きやすくなった?それとも働きにくくなった?」というアンケートを実施。

産後の働きやすさは?結果!


これが日本の現実なのか、と落胆せずにはいられません。100人中91人が「働きづらくなった」と回答。産後、働きやすくなったと答えた人はわずか9人だけでした。

働きにくい理由は?

では91人もの「働きにくくなった」と答えた人のコメントを見ていきましょう。

★子供の病気で早退や欠勤など、肩身が狭い・・・45人

・子供の病気、学校の行事に参加などで、仕事を休まなくてはいけないことが毎月のようにある。有給があったとしても、取得しにくいのが現実。(静岡県・40歳・女性)

・自分の体調不良だったら無理をしてでも仕事へ行けるが、子供の具合が悪い時に早退やお休みは会社では肩身が狭いです。(新潟県・38歳・女性)

・子どもはすぐ風邪をひくので、急に仕事を休まなければいけないが、同僚には迷惑そうな顔をされる。旦那もいるのになぜか仕事を休むのはママばかり。(神奈川県・30歳・女性)

・特に病気になった時など子供の事が気がかりです。また、同性(女性)の同僚や上司は表面上は理解を示していても内心はそうでもないものです。(京都府・58歳・女性)


★仕事できる時間が減り、思うように働けない・・・27人

・子供中心になってしまうので、働く時間帯、曜日なども限られてきました。旦那や親に協力してもらいにくい状況です。(福岡県・34歳・女性)

・ママになってからは、勤務表どおりにはなかなか働けません。振替出来る場合はしますができないことがほとんどです。(埼玉県・35歳・女性)

・フリーで仕事をしていますが、出産前ほどフレキシブルに対応できず、時間帯によって打ち合わせに出かけるのも難しいので働きにくいです。(東京都・41歳・女性)

★保育園の確保や、子供を見てくれるひと等に気を使う・・・11人

・出産前はバリバリ仕事できましたが、今は仕事をセーブしながら働くしかないです。子供を旦那さんの家に預けての仕事は、正直言って肩身がせまいです。(青森県・34歳・女性)

・働きにくいです。待機児童が多く、保育園へ入れたとしても、毎年申請の時期が来ると、保育園へ入れるかドキドキします。(滋賀県・29歳・女性)

・「子育てママ歓迎」と書いてあっても、実際は、子どもが体調を崩した時に診てくれる人が居ないと採用してもらえない。(群馬県・36歳・女性)

★その他・・・5人

・働いていても子供のことが気になるので気持ち的にも安定が少ないです。(東京都・32歳・女性)

・溢れたタスクを残業で巻き取れなくなったことが、働きにくいと感じる要因です。他の人に自分でお願いするというのはプライド的にも心苦しかったです。(神奈川県・35歳・女性)

働きやすくなったと感じる理由は?

一方、100人中9人のワーキングマザーは「働きやすくなった」と答えています。その理由はなんなのでしょうか?コメントを見ていきましょう。

★産後、働きやすくなった・・・9人

・働くママを職場が理解してサポートしてくれるので働きやすいと思います。子供の行事や病気にも優先的に対応してくれます。(長野県・48歳・女性)

・時短も使用することができ、残業もすることがなくに時間通りに帰ることができるため、妊娠前よりも働くリズムや効率がよくなりました(兵庫県・23歳・女性)

・働きやすいです。子どもの体調などで仕事を休みたい時も、何より子どもが一番!と言って休ませてくれるからです。(大阪府・19歳・女性)

・出産を期に転職しました。今の職場は契約社員ですが、休みにも寛容で働きやすいと感じます。(埼玉県・29歳・女性)

産後の働きやすさの鍵をにぎっているのは「職場の環境」であることが、これらのコメントからわかるのではないでしょうか。

極端な話、職場にいるひと全員がワーキングマザーで、子供を持つお母さん同士なら、「うちもそういう時あるから、大丈夫よ」「子供って熱出すものよね、早く帰ってあげてね」と思いやり、お互いをカバーしながら働いて行けるのかもしれません。

おわりに

どんな職場でもワーキングマザーが活躍し、尊重されるべきです。

そもそも働くことは日本国憲法第27条において「日本国民の義務」とされているのですから、義務が阻害されていい理由はどこにもないはずです。

しかし、日本の企業はまだまだワーキングマザーが社会で活躍できるだけの体制や価値観が整っておらず、社会全体も「母親は家庭に入るべき」「子供が大きくなってから働けばいいのでは」という考え方が抜けきっていないのが現状。

すこしずつ女性が声をあげ、古い体質は改善されつつありますが、根強く残った考え方を変えていくというのは非常に骨が折れることです。

自分がいまいる会社を変えようと思うことは悪いことではありませんが、それに時間や労力を使うより、ワーキングマザーが多く、のびのび働ける職場に転職してしまったほうが早いということさえあります。

お迎えはかならず母親が行かなければいけない」「子供が熱を出したら、母親が看病しなければいけない」という決まりはどこにもありません。夫にも親である自覚をもってもらい、有給休暇を使うなり、遅出、早退制度を活用してもらうなりして、会社で肩身の狭い思いをしなくて済むよう、良い方向に向かって行けるといいですね。

男性陣はぜひ、妻が育児、家事、仕事のすべてで疲弊しきっていないか、会社でうまくやれているかヒアリングするようにしましょう。そうでないと、いつか「私、自力で稼げるから、あなたはもういらない」なんてことになるかも…!?

すべてのワーキングマザーがのびのび、自分らしく仕事ができる社会になりますように。