家庭菜園でフレッシュな野菜が手軽に入手

「家庭菜園」、やっていますか? もしくは、やったことがありますか?

やったことがなければ、少し尻込みしてしまうかもしれません。でも、手がかかるのは最初の準備だけ。一度手を出してみると、その手軽さ、そして野菜の新鮮さ、お得さにやみつきになってしまうこと間違いなし!

私自身、「家庭菜園」という言葉にあこがれはありましたが、面倒そうだし、マンション住まいでベランダの限られたスペースしかないし……と諦めていました。でも旦那が、少しだけ使えるようにハーブを育てたい、とホームセンターで必要なものをいろいろ買ってきて植え出し、せっかくだから子どもに植えさせてみようと、花の種なども購入して来ました。

そうなると、家の財布を預かる身としては、「え。植えるの、花なの? どうせやるなら、食べられるものにしてよ!」となったわけです。

ハーブを育てるのであれば、まあ買うとそれなりのお値段はしますし、一瓶(一袋?)買ってもそんなに一気に使うようなものではないですしね。実際にこれまで買ったことのあるハーブ類は、いつも使いきれずに賞味期限をむかえてしまい、もったいないなぁと思っていました。

ですので、もしそれが鉢に植わっているのであれば、その分新鮮で長持ちもしますし、摘んでしまってドライハーブにして保存するという手もあるので、ありかと思ったんです。

でも、お花! 確かに咲いたら綺麗ですし、自分で育てて花が咲く、というのは子どもの情操教育に良い影響を与えるのではないかとは思います。でもね、わが家には花瓶もなければ、飾るところもないんです。

そして、鉢を置いているのは、寝室からしか見えないような、普段あまり目につかないベランダ。ひっそりと咲いて、ひっそりと散っていくのは想像に難くありません。

それなら、何か食べられる野菜にしてほしい。

子どもにも少し手伝ってもらったりなんかして、自分でお水をあげて育てて収穫した野菜だったら、嫌いな野菜も美味しく食べてくれると思いませんか?

それに、収穫できている間は家計にも優しい。どれくらい採れるかは育ててみないとわかりませんが、とにかく植えるなら野菜がいい!と旦那に強く推しました。

その結果、翌年には何を植えたいか事前に希望を聞いてくれ、今、わが家のベランダは美味しそうな葉物野菜が青々と繁っています。そして、葉物野菜はお店で買おうとすると結構高いので、かなり家計に助かっています。管理も思った以上に簡単!

実際に自宅のベランダでやってみて、そのお手軽さからぜひともオススメしたいと思った「家庭菜園」。その方法とともに、わが家で育てた野菜などについてもご紹介してみたいと思います。

野菜作りに必要なもの

家庭菜園の準備は旦那がしてくれたので、必要なものや気をつけたことなどについて、聞いたことをまとめてみました。細かい解説をしているサイトもたくさんありますが、ここではすぐ始めるために必要なものだけ紹介します。

もちろん、いいものをたくさん作るには色々な知識や技術が必要ですが、最低限の用具と手間だけでも、十分美味しい野菜が食べられるんです。

日の当たる場所

ものではありませんが、やはりこれは大事です。日が当たらなくても育つ野菜や、あまり日を当ててはいけない野菜もありますが、大半の野菜は日当たりがいいに越したことはありません。

わが家のベランダもそれなりに日当たりはよいのですが、一番日当たりの良い場所は洗濯物を干すために使うので、そこを避けてベランダの隅にプランターを置いています。ただ、ベランダの隅にはしっかりした外壁がついているので、床に置いたのだと日が当たりません。

そのため、壁より少し低い程度の木製の台を置いて、その上で野菜を育てています。エアコンの室外機の上をまたぐように台を置くなど、洗濯物を干さないスペースを有効活用できていると思います。

ちなみにその木製の台は、日曜大工好きな旦那がホームセンターで台を作るキットを買ってきて自作していました。キットを使えば場所に合わせてちょうどよいサイズを作れるのがいいとのことですが、既製品でも色々なサイズが売られているので、わざわざ自作までしなくても、そういったものを買ってくるのでも十分だとは思います。

プランター

場所の確保ができたら、次はプランターです。ホームセンターなどで大小さまざまなものが売られています。育てたい植物に合ったものを買うのがベストではありますが、特に決まっていないなら、なるべく大きめのものを買うのがおススメだそうです。というのも、大きいプランターの方が管理は楽なんだとか。

小さい方が簡単そうに感じるかもしれませんが実はそうでもないらしく、まず、小さいプランターは土が乾燥しやすいので、こまめな水遣りが必要になるとのこと。ちょっとしたことですが、水遣りも回数が少ないに越したことはないですしね。

次に、大きいプランターは、それだけ土がたくさん入るので、育てる植物の幅が広がります。これは嬉しいですよね! 小さなプランターでは葉物野菜は育っても、プチトマトを育てるには物足りません。また、同じ野菜でも、大きいプランターの方がよく根っこを伸ばし、大きく育つこともあるそうです。

土にもいろいろな種類があるようですね。これも専門的なものがたくさんあり、土壌が酸性かアルカリ性か、水はけはどうか、どの土をどんな割合でブレンドするか。上級者はそういったことまでいろいろ考えるようですが、家庭菜園初心者はそんなことまで気にする必要はないです。

ホームセンターや100円ショップの園芸コーナーを見れば、「野菜の土」や「花と野菜の土」といったわかりやすい名前の土があります。それでOKです!

また、プランターによっては「鉢底石は無くても良い」と書かれている場合もあるそうですが、これもやはり買っておいた方が良いとのこと。プランターの底に一面に薄く敷ける程度の量が必要にはなるのですが、これがあると、土が底から漏れにくくなり、土の中に水が溜まりすぎて根っこが腐ってしまうことを防げるそうです。
ただ、ここで一つ注意が! 土は、余るととても処分しにくいんです。

静岡市では土は「燃えるゴミ」にも「不燃物」にもならず、製造業者に引き取ってもらわなければならないことになっているんですよね。必要以上の土が余ってしまって困るということのないように、家庭菜園の規模に合わせた量を買った方がいいです。

プランターを買ったとき、注意書きに何リットル入るか書いてあるはずなので、それをしっかり読んで、それに合わせて買うといいと思います。

肥料

肥料もたくさんありますよね。

液体だったり、固形だったり、栄養の比率が書かれていたり。ですが、これも「何にでも使える」と書かれている肥料があるはずです。それで十分! 形状は「置くだけでOK」と書かれているような固形肥料が手軽でおススメです。

きちんと肥料を選ばないといけない植物もありますが、簡単な野菜なら万能の肥料で十分です。一応「〇〇の肥料」と植物名が明記されたものもあるので、育てたい植物がきっちり決まっているのであれば、それを選ぶ方が良いとは思います。

野菜の種、または苗

後は育てる野菜さえあれば、菜園は始められます。

何を育て始めるかは、各家庭の好みで決めることになるとは思いますが、まったくの初めてで、何を作ったら良いかわからない場合は、「葉」を食べる野菜を作ると良いと思います。「実」はできたりできなかったりしますし、採り時も決まっています。でも、葉っぱは必ず生えてきますし、大体いつでも食べられるというところが魅力です。

まく時期・植える時期や、育て方は野菜によって違います。種なら袋に書かれていますし、苗なら説明書きがポットにつけられていますから、買う前に軽く読んでみるといいと思います。プランターで育てられるかどうかを明記してある場合もあるので、心配なら「プランターで育てられる」と明記してあるものを選ぶと確実だと思います。

野菜を選ぼうとすると、同じ野菜でも、種で売られているものと、苗で売られているものがあります。

種と苗にはそれぞれこんなメリットがあります。

・種……とにかく安いです。100円ショップでは、2袋で100円でした。
1袋に数十粒以上入っているので、かなりたくさん採ることができます。
・苗……ある程度育っているので、育成が楽です。

もし、種と苗が両方あるようなら、葉物野菜などの育ちやすいものでなければ、苗の方をおススメします。種から苗の大きさまで育てるのは案外大変なものです。

種を撒いても、すべて芽が出るとは限りませんし、芽が出ても苗くらいの大きさになるまではデリケートです。広い畑があるなら話は別なのですが、プランター程度の広さでは種が大量にあってもそんなには育てられませんし、安さというメリットはそれ程活かせないと思います。

しかし、葉物野菜など、苗が売られていない野菜もあります。

こうなると種を買うしかありませんが、そういう野菜はたくさん撒いて、育てながら少しずつ収穫して食べ、残したものを大きく育てるという事ができるものが多いので、種のメリットも十分活かせると思います。

今現在、わが家のベランダで育っている野菜は、ほとんどが100円ショップで種を買ってきたものになっています。

少しずつ料理に使っていますが、かなり長い期間収穫できそうです。

野菜を植えて育てよう!

さあ、ではさっそく野菜を植えてみましょう。

まず、プランターに鉢底石を入れます。底が見えなくなる程度に入れたら、プランターを横に振ってならしましょう。

次に土を入れます。ドバーっと入れてしまって大丈夫ですが、プランターの縁まで1cmくらいは余裕を持った深さにしておきます。縁ギリギリまで土を入れると、水を遣るときにこぼれてしまう場合があるからです。

そして、野菜を植える前に1回土に水をかけておきましょう。袋から出したばかりの土は乾いているため、水をかけると縮んだり、表面が浮いて流れてしまったりします。そのまま苗を植えると水を遣った時に苗の周りの土が沈んでしまいますし、種をまくと水遣りの時に土と一緒に種も流れてしまいます。

苗の植え方、種のまき方は、説明書に載っている通りにやるのが一番です。説明書にはざっくりとしか書かれていないので心配になるかもしれませんが、よほどデリケートな苗でなければ、雑に植えても案外育つものです。

種は、初めて育てるものの場合、野菜の芽と雑草の芽の区別が付かない事があるため、どこにまいたか分からなくならないようにしておいてくださいね!

ここまでやったら、あとは種や苗に書かれている説明通りに育てるだけです。水や肥料を与えるタイミングはちゃんと書かれているはずです……が。けっこう植物って丈夫です。日光と水さえあれば、説明書きからちょっと外れても、ちゃんと育ってくれます。

ベストの形にはならなくても、新鮮かつ自分で作った野菜は美味しいですよ!

わが家で育てた野菜

プチトマト


うちの子どもはトマトが好きではないんです。

でも、プチトマトって色どりがよく、お弁当のすき間をうめるのにとてもいいですよね。子どもが好きではないこともあり、普段のお料理で大量に使うこともないため、おうちでお弁当の分くらいを少しずつ収穫できたらいいな、と思っていました。

そんな軽い気持ちで育てていたプチトマト。

こちらは苗から育てたのですが、それがまあよく実のつくこと! そして、うまい具合に少しずつ時期がずれて熟れていくので、とても使いやすかったです。

ただ一つ問題は、毎回収穫は1つ2つずつだったのに、子どもが採ったその場で食べたがるんです。嫌いじゃなかったの?いや、まさに、こちらの狙いどおりなんですけど、お弁当の分、残してもらえないよ!?喜ばしいような、残念だったような…。

それでも、最終的には1株で50個近くのプチトマトが採れたので、お得だったとは思います。そんなプチトマトの育成の注意点は、お水のやり方でしょうか。

いざ収穫しようとしたときに、プチトマトが割れているということがよくあったんです。熟れすぎたのかと思っていたのですが、あとで調べてみると、乾燥しているところに一気に水をあげた場合によく起こる状態だとのこと。初心者は、藁を敷くなどして乾燥を防ぎつつ、適度な湿度を保って栽培するといいらしいです。わが家でも、来年はそうしてみようかと思っています。

バジル

トマトとバジルは一緒に植えると相性がいいと聞いたことはありませんか?

バジルの香りがトマトの害虫予防になるとか、水分調整にいいとか。トマトは水分が少なめの方が美味しくなるらしいのですが、バジルがトマトの余分な水分を吸収してくれるらしいです。それに、お料理にしたときも、トマトとバジルの相性はかなりいいですよね。

そんなわけで、わが家では、バジルとプチトマトを仲良く同じプランターで育てていました。こちらも苗からの購入でした。

バジルなんかも、スーパーなどで買い物したものはそんなに長持ちしませんし、1袋だと、少し使うには多すぎるし、バジルペーストなどを作りたいときには全然足りません。自分で育てていると、料理のトッピングとして使いたい場合は数枚葉っぱを採ってこればよく、常に新鮮な状態が保たれています。

もう栽培時期も終わりかな、というくらいの時期になると、結構わさっと生い茂っているので、オリーブオイルやナッツ類、にんにくとともにミキサーにかけてバジルペーストを作り、冷凍庫で小分けしやすい形にして凍らせてしまいました。

バジルペーストがあれば、ジェノベーゼのパスタやピザなど、ちょっとオシャレなメニューがおうちで手軽に作れちゃうのでオススメです。最近は、お店で食べてとても美味しかった、バジルペーストに少し牛乳や生クリームを混ぜたバジルクリームのパスタなんかも気に入っています。

水菜、小ねぎ、小松菜、春菊

今現在、わが家のベランダで育てているのは、この4種類の葉物野菜です。

どれも、スーパーで買うと結構な量が入っているんですよね。いくら火を通せば嵩が減るからといって、そんなに一気には使わないですし、長く冷蔵庫に眠らされ、しなびかけた頃に慌てて使うはめになることが多い菜っ葉類。とくに春菊なんかは、味が結構独特な野菜ですし、鍋物以外に使うのが難しく、ほとんど買うこともありませんでした。

そんな葉物野菜たちですが、100円ショップで売っている種を使っても、手をかけずに十分育ちます。これは本当にお得です。スーパーで買おうとしても、いくら安くても50円で買えることなんてまずないですよね。コスパはかなりいいと思います。

これらは、種をまいて水をあげるだけ。種は等間隔に、1カ所あたり少し多めの数をまきます。芽が出て、少し育ってきたら間引いていかなければならないのですが、この間引くときに抜いた野菜は小さくても食べられますので、そのまま料理に使っちゃいましょう。

このあたり、私はかなり雑にやっていました。細かく見ずに、適当に多そうなところから抜いてしまう。小さいときだと、野菜として食べるよりはむしろ、ちょっとした飾りに使うことが多かったです。

ちょっとした葉物がのっているだけで、案外料理の見映えがよくなるもんです。本来は、等間隔に1株ずつ残すように間引かなければならないのでしょうが、自分のおうちで食べるだけですしね。立派に育てなければ!という気負いもないですし、そんなに丁寧にやらなくても、美味しくいただければそれでいいや、という軽い気持ちで育てていました。

そんな感じでのゆるいやり方で育てた野菜でしたが、うちの旦那、おうちで育てたものを食べるようになってから、水菜が好きになったらしいです。常に新鮮なものが食卓に出ますしね。

シャキシャキしていて美味しいとの認識になったそうです。子どもだけでなく、旦那からまでそんな感想が出るとは予想していませんでした。

そんな葉物野菜たち。今ではどれも立派に育ち、まだまだしばらくはわが家の食卓を楽しませてくれそうです。

さいごに

わが家の家庭菜園の方法をご紹介しましたが、一番いいところは、洗濯物を干すベランダで育てているので、目につきやすいことと、水をあげやすいことです。

洗濯は毎日しますので、洗濯物を干したり取り込んだりするときに野菜の状態を確認することができ、そのついでに水もあげることができるので、手間がかかって面倒だという気分にはならないんです。

寝室側にもベランダがあって、そこには旦那がハーブ類などを育てていますが、私はそちらの方はほとんどノータッチです。だって、普段出ないベランダにわざわざ見にいって、状態を確認して水をあげに行くのが面倒なんですもん。

ハーブ類はあまり頻繁な水やりは必要がないようなので、旦那が思い出したときに水をあげているだけでも、なんとか育ってはいるようです。

面倒くさがりの私には、これくらいの家庭菜園がちょうどいいんですよね。あまり気負いすぎると、絶対途中で投げ出したくなってしまいますから。

そして、家庭菜園を始めるにあたっての下準備は、旦那や子どもをうまく誘導してやってもらったらいいんです。途中の水やりや収穫も同じように誘導してやってもらっちゃって、自分は出来上がったものを食べるという美味しいとこ取りでもいいんです。

「おうちで作ったものは美味しい!」そう思ってもらいさえすれば、こちらのもの。

今、わが家のプランターではイチゴの苗も植えられています。葉物野菜と比べると育てるのはちょっと大変そうですが、自家製イチゴができたら素敵だと思いませんか?

結果が出るのは来年の春。さて、どうなることやら。
どうか美味しいイチゴができますように!!