コウノドリ11話|最終話ネタバレ 四宮先生ペルソナを去る!それぞれの道

毎週楽しく、そして号泣しながら見てきたコウノドリですがついに最終話を迎えました。11話のあらすじと、それぞれの選んだ道をネタバレしていきましょう。

ダウン症の子を産む決意をした透子

10話でお腹の子が21トリソミー、つまりダウン症であると確定した高山夫妻。悩み話あった末、赤ちゃんを産む決意をします。産むと決意したものの、不安や心配ごとが尽きない透子(初音映莉子)。そしていまいち煮え切らない態度の夫、光弘(石田卓也)。

そんなふたりに、NICUの今橋先生(大森南朋)は、実際にダウン症の子を育てている家族にあってみてはどうかと勧めます。

ソーシャルワーカーを通じて、ダウン症の子と、そしてその家族と会うことにした透子と光弘。そこで出会った、ダウン症の子を育てるお母さんの言葉が泣けました。「みんな強いな、私ももっとしっかりしなきゃ」という透子に…

「がむしゃらに子育てしていくなかで、すこしずつ、すこしずつ(障害を)受け止めて、受け入れていったんだよ」

「(世間のひとはダウン症について)みんな知らない。知らないから、いろいろ言われること、もちろんある。ただね、子供が元気にこうやって遊んでることが大事。どんなにつらいこと言われるより、あの子が元気ない顔してるときのほうが、つらいもん」

この言葉は決してダウン症児のお母さんだから感じることではなく、すべての子を持つ母親ならだれしも抱くことではないでしょうか。子供に障害があろうとなかろうと、子供が笑顔で元気に育ってくれたら幸せ、その言葉にただただ泣けました。

そしてついに、透子出産!無事産まれてきた子どもを抱き「かわいくて仕方がない」と満面の笑みを浮かべる透子に、視聴者としてエールを送らずにはいられないのでした。

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元助産師の武田さん、母体死亡の危機!

さて、前々回あたりから登場していた、元助産師で小松さん(吉田羊)の同期でもある武田さん(須藤理彩)。

無事出産の日を迎えますが、赤ちゃんがなかなか下りてこず、赤ちゃんの状態も良くないということで緊急帝王切開に切り替えることに。無事赤ちゃんは産まれて産声をあげたのですが、武田さんのほうは「羊水塞栓症(ようすいそくせんしょう)」という状態におちいります。

羊水塞栓症とは、2万~3万件に1件起きるという非常にめずらしい症例で、羊水のなかに赤ちゃんの産毛や皮膚の組織、胎便などが入り込むことにより、母体がアレルギー反応を起こし、血液が止まらなくなったり、ショック状態になる症状のことを言うそうです。

なんとこの羊水塞栓症、致死率60%~80%とも言われており、なんの合併症もない健康な妊婦が突然なることもあるので診断が遅れてしまうこともあるんですって…。

ドラマのなかでも、ついいましがたまで元気だった武田さんがどんどん顔面蒼白になり、意識がなくなり、手術室はあっという間に血の海。(比喩ではなく床に血液たまりができていて、見てるだけで貧血になるレベル…)

コウノトリ先生(綾野剛)と四宮先生(星野源)が必至の措置を続けますが武田さんの心拍は停止、救急救命チームも加わり必死の救命活動が行われます。

子供も一緒に見ていたのですが「ママ、このひとは死ぬの?」と聞かれるなか、私はというと号泣でなにも答えられない状態。

心停止から輸血、心臓マッサージ、電気ショック…「戻ってこい」「生きろ!」と周りが心電図を見つめるなか、ちいさくピッと動き始めた心臓…!

「生き返ったよー!このお母さん助かったよ良かったぁぁ!!」と号泣する私の後ろで、すでに子供は3DSをプレイしていたのでした…。あの…せめて最後まで武田さんとチームペルソナの頑張り見ようよ…?(子供って、男の子ってこんなもんだ…)

ともあれ出産はやはり命がけ、命を産みおとすことは決して当たり前のことではなく、奇跡でとても尊いことなんだなぁと思わされる、武田さんの出産でした。

ペルソナ病院を去る人

最終話となった11話。これまでさまざまな人間模様が描かれてきましたが、最終話でそれぞれが決断をし、新しい道へ歩き始めたひともいます。

それぞれの道をネタバレしていきましょう。

白川先生…さらなるレベルアップのため

前回から小児循環器科で学ぶため、新しい勤め先をさがしていた白川先生(坂口健太郎)。あたらしい職場を見つけ、ペルソナを去る日がやってきます。恩師である今橋先生との会話が泣けました。

白川「俺、先生の一番弟子になれましたか?」
今橋「きみはぼくの弟子じゃない、…パートナーだよ」

くぅぅ~!今橋先生超カッコいい!前シリーズも、今シリーズも、今橋先生が画面にうつると謎の安心感が広がりましたが、やはり最後の最後まで今橋先生は癒し系でした。(個人的に大森南朋さんはNHKドラマ「ハゲタカ」のイメージがあったので、いつ「ペルソナ病院を買い叩く!」とか言いだすかひやひやしてましたが、当然そんなことはなく、終始安定の絶対的守護神キャラで安心しました)

一方、白川先生と下屋先生(松岡茉優)の関係ですが…

白川先生がいないところでは、「学生実習のころから、あいつがそばにいなかったことないんで」なんて可愛いこと言ってる下屋先生ですが、当人を目の前にすると「さみしくなんかないよっ!」なんて言っちゃいます。

最後、病院を去る白川先生との会話は…

白川「お前がそばにいたから、いままでやって来られた。ありがとな」

下屋「…白川っ!ありがとう、がんばれよ!」

白川「お前もな!」

ラブな展開とはいきませんでしたが、お互いを認めっている関係がよくわかりますし、これからの二人の関係に期待できそうな、前向きな別れでしたね。このふたりは恋人同士というより、切磋琢磨していく「好敵手」のような関係が一番お似合いなのかもしれません。

四宮先生…能登の産科を継ぐ決意

さて、お父さんが亡くなった四宮先生。お父さんの葬儀のあと、院長先生に「つぎの産科医は?」と聞くと「まだ見つかっていない」という返答。

このとき院長先生「君、なってくれない?」と言いたげな顔でしたが、ここで言わない院長先生はとてもできたひとだなぁ、ちゃんと四宮パパのことを大切に思っていて、その四宮パパが大切にしてきた息子春樹くんに無理強いさせてはいけない、情にまかせて彼の意思を無視してはいけないと分かっていて言わないんだなぁ、と一視聴者ながら思ったのでした。


故郷の産科医になるか、それともペルソナに残るか…悩む四宮先生に、アドバイスしたのはまさかの荻島先生(佐々木蔵之介)。コウノドリ2期1話で、離島で働く産科医として登場して、以後まったく出てこなかったので、あれっきりかと思いきや…!飲み屋で後輩相手に語る蔵之助さんもカッコいいやないか…!

四宮「郷土愛とか、センチメンタリズムに左右され、設備の整っていないところでお産するのは尊いとは思えない。医師ひとりが対応するのは無理がある」

荻島「なにを怖がっているんだ?どこにいても、おれたち医者はいつでも生と死、そのはざまに立っているんだ。同じ産科医、場所はちがっても心意気は同じ。こっちと島では同じ設備というわけにはいかない。でも、どこへいっても独りぼっちで戦わなければいけないなんて、そんなことはないんだ」

前回、能登で緊急オペをすることになり、そのとき感じていた人材不足、設備不足が四宮先生が、ふんぎりがつかない理由だったのかもしれません。それを、実際に離島で、人材設備ともに十分とは言えないなかも産科医をしている荻島先生にこう言われちゃ、我らがしのりん、奮い立たないわけがありませんよね。

最後、コウノトリ先生と小松さんに「能登に帰ろうと思う」と告げたとき「飛び込んでみるしかないと思ったんだ。怖がっているばかりじゃなくて…おれも、赤ちゃんが好きだからな」と語る四宮先生は、とてもすがすがしい表情でした。

大変なこともたくさんあると思いますし「ペルソナなら…」と思うこともあると思いますが、四宮先生には、お父さんが大切にしてきた能登の妊婦さん、そして赤ちゃんたちを大切にしていって欲しいなぁと心から思います。

小松さん…まさかの展開!小松さんまで去る!?

さて、白川先生、四宮先生がペルソナを去ることが確定し、さすがにもう去るひとはいないでしょうと思っていたら…思わぬ伏兵、小松さん!

なんと「お母さんのケアに力を入れた場所を作りたい。産む前も産んだあとも、お母さんと家族の人生に寄りそいたい」という理由で、ペルソナを去る決意をしたと。

最後、小松さんが思い描く「お母さんと赤ちゃんのための施設」作りのため、設計士さんと話している小松さん。イケメン設計士さんですが…なにやらこの設計士さん、小松さんに気がある様子!?まさかのラブの予感!?もしコウノドリ3期があるなら、こちらも見逃せないカップルになりそうですね。

おわりに

コウノトリ先生はペルソナ病院に残ることとなります。

「離れていたって、ぼくたちの目指す場所は同じだ。ぼくはいつでもペルソナにいて、みんなをつなげていく。お母さん、赤ちゃんと社会を。そして、それぞれの場所で頑張る仲間たちをつなげていく。そういう医者に、ぼくはなりたい。

それは、赤ちゃんとお母さんの笑顔につながっていくと思うから」と語るコウノトリ先生。みんなのホームであるペルソナ病院にずっといて、みんなを見守る存在になっていってくれそうです。

コウノドリ2期は、産後うつや母体死亡、死産、障害のある子を産むかどうか…など、重いテーマも多いシーズンとなりました。毎回考えさせられることがあり、社会への問題提起という面でも、非常に有意義なドラマだったのではないでしょうか。

コウノドリ3期にいまから期待しつつ、キャストのみなさん、スタッフのみなさん、お疲れ様でした!素敵なドラマをありがとうございました!