子供の作文(日記)を上手く書ける親の教え方!

小学生あたりになると、週末の宿題に「作文(日記)」が出ることよくありますよね。お話するのは得意でも、作文(日記)となると途端にハードルが上がる気がします。

何故なら、言葉で話す時は話す順序を間違えても、何となく「やり直し」が通じたり、話し終わる前に相手が疑問に思ったことを質問してきたり、同じ時間を共有した人が相手ならその情景を思い出しながら上手く解釈してくれますが、作文となるとなかなかそうはいきません。

読み手は情景を思い浮かべながら読むので、途中でいきなり話が変わったり、前後すると少し混乱してしまいます。その日あったことをただだらだら書き進めていると最終的に何が書きたかったの?とか、ただの報告?といったような単調な作文になって、自分も書き進めていて収拾がつかなくなっていた…なんてことに。

特に作文というものに初めて触れる小学1年生あたりの子供は、本当に短い文章から書く事をスタートします。だからこそ簡潔に、何がどうでどうだっだのか、そしてそれについてどう思ったのか。上手く相手に伝える手段を身につけなくてはいけません。

我が家にも小学2年生になる男子がいますが、口は達者なくせに作文は大嫌い!

週末日記の宿題がでても最後の最後まで手を付けません。
書き出すと早いのに、読むと何とまとまりのない文章…。

これではいけないと思い、毎回見直したり、一緒に考えたり…でもいつかは一人で書けるようにならないと困ります。

そこで私なりに作文が上手に書けるよう息子にアドバイスしていることがいくつかあります。全てが有効ではないと思いますが、宿題で困っている小学生の子供を持つ方に、少しでも参考にしていただければと思います。

「何でも書いたらOK」では上達しない!

“勉強も作文も学校が教えてくれるから出したらそれでいいのよ♪”という考えの方、多いと思います。でもダメです!小学生が国語の時間にそれとなく作文の書き方、わかりやすい伝え方を学んでいることは確かですが、それだけではやはり基礎の枠組みができてもなかなか実用するまではいきません。

息子も「話の道筋や順序を考えて作文(日記)を書く」ということ自体は頭で理解出来ているのですが、書こうとしていることがどれくらいのスケールなのかでまとめられる限界があります。なのでやっぱり親が子供の書いたものをチェックしてあげることが必要です。

チェックしておかしな点に気づいたら

私がよく失敗していたのはここです。

書いたものをチェックして何が言いたいのか非常にわかりづらく、しかも単なる報告書のようだったので、「一体何が言いたいのかもわからないし、これじゃ伝わらないよ!」と、ガミガミといってしまいました。

当然子供も頑張って書いたものにケチを付けられてイライラしたようで(否定されたり、注意されるのを勉強面では非常に嫌う性格もあります)、

「もうやらない!」

ということに…。やり直しといってもパソコンで打つわけではないので、書いたものを全部消して…という段階を踏まなくてはなりません。

でもかと言って子供が怒るからとそのまま提出というのも…案外先生のコメントも軽く「こう書いたらもっといいよ」というアドバイスだけで、子供が一生懸命書いたものなので、お直しして再提出まではもちろんありません。

とにかくモチベーションを保ちつつ、少しずつ改善点を本人に伝えていくしかありません。

その際、私がよく言うのは

「これは宿題だけど、週末の○○君のことを先生に書くお手紙みたいなものだから、ちゃんと先生に大切な事が伝わるように書かないと…」ということです。先生のことが大好きな息子。先生に書くお手紙だから、少しでも気持ちが伝わるように、楽しかったこと、嫌だったことをわかってほしい!という気持ちで書くということは納得できたようです。

最初からやり直しさせたい!そんな時は

「ママ~、できたよ~!」

意気揚々と作文帳をもってくる子供…。

読むと出だしから「?」な題材、話は飛びまくり、収集できず無理やり終わらせたような作文(日記)。これはまずい…全部やり直さないと話がめちゃくちゃだと思ったときは、一度落ち着いて深呼吸…。いきなりやり直しは子供もかなりのダメージをうけます。

私も最初から全部やり直しさせたことがあるのですが、やる気もなにも、消す行為そのものが許せなかったのでしょう。機嫌は最悪でした。何とかできた宿題ですが、これは続かないと思い、それ以降、作文帳に書く前に「下書き」という名目で、書く内容について一度メモ程度に書き出すことにしました。

「下書き」で書くこと

※書く内容について(遊びに行ったときのことor家での出来事)決める
※その中でどんなことが印象に残ったか(2から4個程度箇条書き)
※その中でどれを一番詳しく先生に伝えたいか
※何故伝えたいと思ったか
※最後、その日の出来事は全体的にどうだったのか

これさえ書いておけば大体作文(日記)は一通り出来ます。

そして先生に一番伝えたいことがポジティブな出来事(楽しかった、またやりたい!)なら、その気持ちが伝わるように反対にネガティブな出来事(寂しかった、辛かった、悔しかった)なら、次はこうしたい、こうなりたい、どうすれば良かったか…等、次回への教訓やチャレンジへと持っていけたらそれだけで分かりやすく、子供の気持ちも伝わりやすい作文になります。

下書きは自分で出来るようにさせる

いつまでも下書きを一緒にやったり、ベースを作ってあげているといつまでも本人一人で書くという力が身につきません。下書きの大体の流れがわかれば、だんだん自分で書き出せるようになるので、出来そうな内容の時は、一人でやらせましょう。

書きたい内容が「料理のことor工作のこと」

作文(日記)の宿題が出たら、親としては「作文に書くことがないと困るからどこかに連れて行かなきゃ…」とか「何かイベントに参加しようかしら…」なんて、本当は家でゆっくりしたいのにわざわざ話題作りのために外出する、という声をよく聞きます。

でも作文(日記)の為にどこかに連れて行くなんて、雨だと難しいですし、パパがお休みじゃない日はなかなか気が進むものではありません。作文(日記)だからと出かけるのは、何だか筋が違う…ということで、我が家はよく「一緒に料理したこと」「家で工作したこと」等を題材にします。

「料理」や「工作」の場合はその作り方や手順を「はじめに、次に、最後に…」という風に段落を変えて説明していくとわかり易いです。

「料理」は大体母親とするでしょうから、その時の会話やちょっとした調理方法のアドバイス、こだわりの調味料なんかを会話の中に盛り込めば、臨場感も出ますし、読み手が頭の中で調理過程を想像することも出来ます。

「工作」も作る過程や気をつけるポイント、また自分のこだわったポイントをまとめると分かり易く、読み手が興味を持続させたまま読み終えることが出来ると思います。

読書は大切!色々な表現の仕方を叩き込む

「やっぱり本を読む子は強いね~。」という会話をよく耳にします。
何に強いのか…それは読解力や表現力だと思います。

算数の文章題や問題文にしても、国語や英語の長文にしても、結局話を理解するという事、また先の展開を予想しながら読み進める事…というのはやはり本をたくさん読んでいないとなかなか上達しません。

ただ読むだけなら誰でも出来ますが、内容を噛み砕きながら、想像しながらというのは慣れないとできないものです。きちんと頭で情景を想像し、内容も理解できていると、先生が口頭で話す短いお話程度は、メモを取らなくても正しく理解できます。

でもただ聞いているだけ、文字を目で追っているだけ…という状況ですと、正しく理解できているか、質問に答えようとしても難しいのではないでしょうか。

また、たくさんの文章に触れると、感情の表現の仕方、情景を伝える言い回しや語彙等が自然と身につき、文章の表現力が豊かになります。読み聞かせをせがまれることが多い1歳から6歳くらいに、しっかり絵本を読んであげることは本当に大切な事なんだな…と再確認させられました。

ちなみに我が家の2年生の息子、読み聞かせしていても途中で飽きてしまうような子です。なので、読み聞かせが大好きな3歳下の娘と比べると、話をまとめたり、大事な場面についての記憶力は娘の方がやはり上です。

これを機に読み聞かせはいつまでも大切なんだなと思い、息子の好きそうな昆虫の物語の絵本等を物色するようになりました。

会話も大事、「なんで?」はチャンス!

子供の「なんで?」ブーム、ものすごく長いし、終わりはないし、しつこいですよね。正直私も未だにイライラしてしまいます。でも、実は「なんで?」と聞かれてそれが母親自身にこだわりや理念があることだと、子供相手にかなり真剣な討論に発展すること、よくあるのではないでしょうか。

そんな時、難しい言葉を子供にわかり易いような言葉に変えたり、上手く伝わるように簡単な説明にしたりしますよね…それが子供にとって言い回しや慣用句の勉強につながっているような気がします。

たまに「なんでそんな言い回し知ってるの?」と思うときがありますが、案外母親や身近な人との会話が影響している事、多いと思います。だからこそやっぱり日頃の会話ってとても大切なんだなと実感します。

最後に

ここまで作文(日記)を上手く書くために親ができるアドバイス等について書いてきました

。私自身本も文章を書くことも好きなので、よく人に「文章を書く仕事って大変じゃない?」「私小さい頃から作文苦手だから信じられない…」と言われますが、何となく頭で書く内容をまとめて最後にこう締めくくろうということを事前に組み立てておけば案外難しいものではありません。

ただ書き進めて報告書のようになっていくだけの作文は、読み手も飽きてしまいますし、書き手も疲れてしまいます。特に小学生の簡単な作文(日記)は、凝縮して書いて行くことを教えないと本当に収拾がつかなくなってしまいます。

学校の宿題だから添削はお任せ~ではなかなか文章を書く力は身につきません。作文帳を一度開いてみて、これはマズイ…と思った時がチャンスです。親子で作文(日記)について、今一度考えてみるのも良いかもしれません。