町内運動会のススメ

10月10日が「体育の日」だったのは十何年前の話になるのでしょうか……
今は10月の第二月曜日が「体育の日」となりました。

この時期に運動会があるのは昔からだと思っていたのですが、地域によっては、学校の運動会は夏の暑くなる前にすませてしまうところもあるらしいですね。

静岡市の小学校では大体5月~6月にすませてしまうようです。

近年の10月はまだまだ夏の日差しで暑いときが多いですし、それに向けての練習を9月という残暑が続いている時期にしなければならないことを思えば、暑さ対策としてはいいのかもしれません。

そんなわけで、小学校の運動会は夏前に行われますが、町内会の運動会は9月~10月に行うところが多いよう。うちの町内会でも10月に入ってすぐに運動会がありました。わが家は今年初めて参加したのですが、今年は夏の残暑がマシだったため、汗だくで観戦という事態は避けることができたので助かりました。

町内会の運動会。こちらでは「学区」の運動会といいますが、うちの地元(大阪)では「校区」の運動会といいました。大した話ではありませんが、こういうちょっとしたところにも地域差ってあるんですね。

それはさておき、その学区の運動会、去年までも毎年案内は見ていたのですが、参加はしたことがありませんでした。というのも、運動会に参加するには事前申込みをしておかねばならないのですが、うちの住んでいるマンションでは、まず回覧はまわってこずに共用スペースの掲示板に貼り出されるだけ。

以前はちゃんと回覧もまわっていたのですが、回覧がどこかのおうちで止まってしまってなかなか回ってこないということがよく起こっていたようで、共用スペースの掲示板に貼りだされるようになったんです。

そんな感じのマンションですので、もちろん参加者をまとめて町内会に連絡してもらえることもなく、もし参加したければ各自で委員さんに連絡をとらなければならないという状態になっていました。そんなこんなで面倒だということもありますし、知り合いもいなかったのでずっと参加をしたことがありませんでした。

しかし今回は、町内ごとに組分けされたときの組が、幼稚園の同じクラスの仲の良いお友達と同じだということが判明。そのお友達のママに誘われて、参加することにしました。

参加が決まると、他にも幼稚園のクラスメイトがやはり同じ組だとわかったり、同じ組ではないけれども、運動会には参加するよという話を聞いたりと、去年までとは違い、知り合いがたくさん参加しているので、その人たちと会場で会えるかもと、運動会が楽しみになってきました。

やはり、一人でも多く知り合いがいると楽しくなりますもんね! 運動会当日は、親子そろってわくわくしながら運動会の会場へ向かいました。

町内会の運動会には特典がいっぱい!?

毎年参加しているママ友さんから事前に、当日はいろいろもらえるから、袋を用意しておいた方がいいよと言われていました。普段からエコバッグは常に持ち歩いているため、まあそれがあれば足りるだろうと思っていたのですが、まさかのその袋がパンパンになってしまい、はみ出してしまうという事態に。

まず、お茶とお菓子が家族の人数分もらえます。

これは事前に申込みしていた人数分がもらえるのですが、まさかの0歳児の分まで数に入れてくれていました。

そして、当日が仕事だったために申し込んでいなかったうちの旦那。遅番で出勤時間が遅いからと、下の子のお守りのため午前中に少し来てくれたのですが、たまたま1人欠席の人がいたそうで、1セット余っているからと、旦那の分までもいただいてしまいました。

お菓子は袋詰め。スナック菓子・おかき・キャラメル・チョコレートなどが入っており、かなりのボリュームです。それを4袋と、お茶もお弁当も4つずつ。お弁当は、大人と子どもの中身は共通で、カラアゲ・肉団子・エビチリ・鮭が入った結構豪華な内容となっており、子どもも大人も大喜び!

そして、煮物がやさしいお味でやわらかくて美味しく、11ヵ月の子にも食べさせることができたので、離乳食いらずでした。

しかし、さすがにお弁当4つは多かったので(大人の量でしたから、子どもは半分残しました)、1つはお持ち帰りに。保冷バッグに凍らせたお茶を持って行っていたため、そこに一緒に入れておくと、お茶が保冷剤代わりとなり、お弁当が傷む心配もしなくてすんだので助かりました。

気温はそこまで暑くなかったとはいえ、やはり常温でお弁当を長く置いておくのは心配ですもんね。

そして、幼児の競技には大抵ご褒美がつきます。

幼児かけっこではゴールした先でお菓子が配られ、パン食い競争はもちろんパンがもらえます。順位なんて二の次です。

あとは、運動会の最後に組ごとの総合順位が発表され、そこでも順位によって賞品が配られます。町内6組中4位という成績ではありましたが、みんなにカップラーメンが配られていました。もちろん、カップラーメンも4つ渡されましたよ!

ちなみに地元(大阪)の町内会の運動会は、競技に参加するごとに参加賞が渡される形式でした。他の学区の運動会でも、競技ごとに渡しているところがありましたし、そのあたりは町内会によって違うんですね。

でも、幼稚園や学校の運動会とは違い、町内会の運動会はご褒美をもらえる楽しみがあるので、積極的に参加しようという気も起きるってもんです。

競技にも参加してみよう

運動会の会場に顔を出すだけで色々ともらえてしまうために、競技にまで参加するかはちょっと悩むところでした。子どもはもちろん参加したいでしょうから、出られる競技にはどんどん出てもらいました。

でも、親の方は極力出たくない。なんせ、極度の運動音痴ですから、足をひっぱるのは目に見えていますからね。もし競技ごとに参加賞がもらえるのであれば、物欲のために積極的に参加しようと思うのでしょうが、こちらの運動会はそれもありませんでしたしね。

でも、のんびり見ていることはできませんでした。

同じ町内にはご年配の方が多く、若者――特に、女性の若手がほとんどいないという状況。

人数合わせのために出なければなりませんでした。

私が今回参加したのは、「みんなでいっぱい大作戦」「スプーンリレー」「綱引き」「玉入れ」の4種目。全員参加は仕方がないとして、「スプーンリレー」と「綱引き」は会場で招集がかかった段階で、人数が足りずに声をかけられて出ることになりました。

「みんなでいっぱい大作戦」

バケツに入った水を、お玉ですくって、10メートルほど先にある空のペットボトルに移すという競技です。どこかの組のペットボトルがいっぱいになった時点で競技が終了となります。年齢に制限はなく、まだ一人で難しいという子には、大人が付き添って行いました。

一応得点競技ではありますが、和気あいあいと楽しみながら行う競技でした。

たぶん、本気で勝つつもりであれば、大人だけでやるのが確実に早いのでしょうけれど、これはどの組も、子どもも交ざって楽しんでやっていました。

「スプーンリレー」

木製のお玉にプラスチック製のボール(ボールプールやボールハウスで使われているボール)を乗せ、障害物(判定人)の周りを一周して、次の人に交替するという形式のリレーでした。

若者が出るようにと言われて、私やスーツ姿の旦那が出るはめになったのですが、この競技は、ご年配の方々の方がやり慣れていてコツをつかんでいるようで、よっぽど早かったです。私たちがボールを気にして恐る恐る進んでいるのに対して、ご年配の方々は腰を落として、安定感抜群の体勢でスピードに乗ってボールを運んでいました。

我々が参戦しない方が、早くゴールができたような…。
完全に、若者が足をひっぱった競技でした。

「綱引き」

各組、男女10人ずつが出て行われます。
午前に予選を行い、午後に決勝が行われました。

うちの町内は若手の女性が少なかったこともあり、都度、その場にいた人が急きょメンバーに加えられて人数合わせをするという間に合わせのメンバーでの参戦でしたが、これが意外に強かった。「とにかく腰を落として踏ん張れ!」という程度のアドバイスだけで勝てるとは思いませんでしたが、予選を2回勝って決勝まで残り、見事優勝することができました。

この町内は毎年、綱引きは強いという話も聞いたので、男性陣に常連メンバーがいたのかもしれません。

私はというと、とにかく綱にしがみついているだけ。

腰を落としてどころか、もう全体重を綱にかけてしまって、両足を踏ん張っていました。その体勢の方が、綱の引っ張られ具合がよくわかり、ピンチのときには足を踏ん張って堪えることができたりと、力を出しやすかったです。

予選1回目は、最初は相手側が有利だったけれど、粘り勝ち。予選2回目は結構あっさり勝てました。そして決勝。決勝は1分間勝負でしたが、綱引きの1分間があんなにキツイものだとは思いませんでした。

綱引きは持久力勝負なんだと思いました。

そしてその結果、いつの間にか腕を綱に押し付けていた部分に青あざが……やりすぎです。翌日、翌々日には全身が筋肉痛でバキバキでした。

ところで、綱引きのときの掛け声って「オーエス オーエス」だと思っているのですが、これって地域色があったりするのでしょうか。元々はフランス語の「Oh,hisse(オー・イス」が語源だそうですが、地元(大阪)では何も言わなくてもみんな「オーエス」と掛け声を出していました。

今回の綱引きでの掛け声は「よいしょ よいしょ」だったのですが、なんとなく可愛く感じられて、力が抜ける気がしました。

「玉入れ」

今回、一番手ごたえがなかったのが、この「玉入れ」でした。

おそらく本気の「玉入れ」の競技だったのだと思われます。カゴの位置が高い。4m以上の長さの棒の先にある小さなカゴ。投げても投げてもかすりもしない。どうやって入れたらいいのか、見当もつきませんでした。

うちの町内は玉入れの順番が最後だったのですが、それまで他の町内が行うのを見ている限りは、玉もほどほどに入っていたのでそんなに難しいと思っていませんでした。しかし、いざカゴの下にスタンバイして思うわけです。

これは入らない、と…。そして予想どおり、全く入る気配がない。そして、入れられないのは私だけではありませんでした。3分間投げて、全部でカゴの中に入った玉の数は50個。みんな、同じように入れることができなかったんですね。

あとで聞いた話によると、趣味で玉入れをしていて、大会に出ている町内もあったんだとか。そういうところは、玉を入れる人と渡す人が決まっていたり、きちんと玉の入れ方のコツもわかっているから入れることができるんですね。

その話を聞いて、競技の「玉入れ」についてちょっと調べてみたのですが、本気の「玉入れ」は、開始前にまとめて玉を持ち、開始後みんなで一斉に投げ、カゴの上で玉同士をぶつけ合って入れるらしいです。

そんな技を使わなければ入らないとなると、やはり事前に町内で練習していないとできませんよね。

あまりに入らず手応えがなかったのですが、そのことが逆におもしろくなってしまい、個人的にはとても楽しめた競技でした。そして、来年はもう少し事前対策をしておきたい競技となりました。

運動会終了後はとにかく手抜きで!

自分と子どもの体力を過信してはなりません。

たとえそんなに競技に出ていなくとも、朝から最後まで運動会に参加しているだけで、確実に体力は消耗しているんです。

その日の夜は、絶対にいつもの就寝時間までは体力がもたないだろうと、家に帰ったらまずは砂っぽい服や体をさっぱりさせるため、お風呂に入りました。

そして、これは大正解でした。

本当は夕食も外食をしたいところだったのですが、旦那の仕事が遅番だと帰ってくるのが遅いため、子ども2人を連れて外食するのはまず無理だと判断。お昼のお弁当が1つ残っていたためにお弁当を分けっこして、あとは参加賞としてもらったカップラーメンですませてしまうことに。

無理して頑張って作ろうとしても、絶対いつもよりも早い時間に眠たくなるであろう子どもたちが、夕食が出来上がるまで静かに待っていられるとは思いませんでしたからね。それなら、質より時間をと、楽をすることにしました。

そうして、カップラーメンを食べ終わる頃には、予想どおり眠たいと言い出した子どもたち。歯磨きをして、そのまま布団に転がったらすぐに熟睡していました。

そして、その横で同じく寝落ちてしまった私がいるわけですが、これまでも全て、予定どおりの動きでした。

さいごに

今、娘が行っている幼稚園では、年少さんのクラス分けは基本的に町内で分けられているそうです。

家庭訪問など、幼稚園での都合もあるかもしれませんが、近くにクラスメイトが住んでいるというのは、ちょっとした幼稚園や町内会のイベントのときにも誘い合わせて参加できるので、子どもたちにとって嬉しいクラス分けとなっています。

一度仲良くなってしまえば、たとえ年中・年長でクラスが違ってしまったとしても、繋がりは残りますもんね。そんな幼稚園の采配に感謝です。

今回の学区の運動会の会場でも、やはりクラスメイトに何人も会うことができ、子どもたちはとても楽しめたようでした。

大人も、町内の方々とおしゃべりをしながらのんびりと、ときには本気になって競技を楽しむことができ、いい運動にもなりましたし、横の繋がりも少しは広がったのではないかと思います。

翌日からしばらく筋肉痛に苦しめられたことも含め、とても楽しかった学区の運動会。知らない人ばかりだからと尻込みせずに、たまに顔を出してみると、知り合いが増えるいいキッカケになるかもしれません。

なにより、たまに体を動かすと気分もスッキリしますし、町内会の運動会、オススメですよ!