良性の脂肪腫を摘出手術&入院

皆さん、アラサーと言えばちょっとずつ身体の変化が出てくる年頃ですよね。
気になること、気になる症状、ありますよね。

私は育児真っ只中の31歳の時に、ふと鏡で自分の首の後ろを見たときに膨らみを発見しました。最初は「ん~疲れで首が腫れているのかな…。」くらいに軽く受け止めていたのですが、時が経つほどに段々大きくなっている気が…。

決して硬いというしこりではなく、傾らかに膨らんでいる感じで、子供の病気で受診した小児科で一緒に見てもらったとき、「設備のある内科に行きなさい」ということですぐに近くの内科へ…。エコー等の結果、恐らく「良性の脂肪腫」ということで大学病院を紹介されました。

ここからはトントン拍子に摘出手術が決まっていきました。そんな子持ちで一番育児が大変だったときの手術&入院についての体験談を今回書いて行きたいと思います。

おかしいなと思ったきっかけ

31歳で首の後ろにしこりを発見…と先述しましたが、その時点で結構大きなしこりでした。

しかも傾らかなしこりで全然痛くなかったということは、怪我等でできたものではなく、徐々に大きくなっていったものであろうと自分の中で推測しています。ただ気づいたときは全体的に2センチ程の大きさだったものが、その後1年ほどで3センチ程に成長した感じがして、不安に思い受診を決意。

もし大きな病気だったら…と思いながら受診しましたが、幸い「良性の脂肪腫」ということで手術するかは大学病院での診察で決めましょうということになりました。

摘出手術前の写真は経過観察の資料のために大学病院で撮ったのですが、手元にはないので、どの様な感じだったか画像で説明すると…


大袈裟なように見えますが、本当にぼっこりしていました。周囲の友人も、「普通にしていたら気づかないけど、よく見ると大変なことになっている」と思ったそうです。

大学病院での診察

大学病院での診断でも「やはり良性の脂肪腫の可能性が高いですね。悪性の可能性は極めて低いです。」と言われ、少し一安心。でも問題はその先…。この脂肪腫とやら、どうしてやろうか…ということで先生に意見を伺うと、

先生:「ん~、取ったほうがいいね!」

私 :「やっぱりそうですよね。」

先生:「80歳90歳なら悪いものではないから体力的に温存したほうがいいけど、若いからこれ以上大きくなる前にとっておこう!」

私 :「じゃあ、お願いします。」

ということで、すぐに摘出手術が決まりました。

何せ放っておいてもこの脂肪腫がなくなることはなく、このまま大きくなれば神経を圧迫したりする可能性も出てくるため、早めの手術が決まりホッとしました。

でも、心配なのが手術日程や子供のこと。2人いるので、体調管理や実母実父との予定等、やることはたくさんあります。上の子は下の子の出産で私のいない生活は慣れていますが、下の子は超がつく程の甘えんぼう。産まれて初めて私のいない生活、耐えられるかしら…と思っていました。

結局手術日は上の子の幼稚園の行事に被らない日程で押さえてもらい、手術前の入院を含め4日間の入院が決定しました。

手術までも色々な検査で来院

手術は決まりましたが、私の身体がそもそも手術や麻酔に耐えられるのか等を調べる為、血液検査や呼吸器の強さ、心電図等の検査がありました。ちなみに局部麻酔かと思いきや全身麻酔だったので、経験のない私はなぜか異常に緊張してしまい、主人についてきてもらった記憶があります。

大学病院は常に混んでいるので、検査もかなり時間がかかりました。廊下は椅子に座れない患者さんも出るくらいの混み様で、待ち時間でかなり疲弊しました。

手術までの準備

検査から手術まで半月ほどあったでしょうか。

私の場合は実家の方が上の子の通園に近いのでそちらに用意を全て持って行かせてもらいました。土日を挟んだ4日間の入院だったので、金曜と月曜の2日だけ実家からの通園をお願いし、主人には手術の付き添いとその他もろもろの身の回りの準備などのため、お休みを取ってもらいました。

万全の体制で手術に臨ませてもらったのは、とても安心に繋がりました。幼稚園への報告もしっかりして、もしもの時の緊急連絡先は実家に変えてもらい、特別な準備などがあるかどうかも事前に確認しておきました。

手術当日!全身麻酔

手術前入院ということで、前日から入院して当日の朝を迎えましたが、私がこの手術で一番恐れていたことは、「全身麻酔」です。それまで帝王切開のための「局所麻酔」しか経験がなかった私。

全身麻酔の意識がなくなる感じはドラマ等では見たことがあるものの、気絶やら意識朦朧やらの経験がない私にとって、全身麻酔で意識なくなる瞬間ってどんなんよ!?と、恐怖でしかありませんでした。でもさすがに32歳にもなって怖がっても恥ずかしい…ということで、主人とは待合室で別れ何ともない顔で手術室へ。

いざ、手術服で横になって点滴をされ、全身麻酔の薬を入れられると、5秒くらいで意識がなくなりました。すごく早かったと思います。ぐーっと後ろに引っ張られる感覚が最後に残っている記憶です。

手術自体は45分と言われていましたが、脂肪腫と筋肉の癒着があり、剥がすのに手こずり2時間ほどかかったそうです。

目覚める時は大きな呼びかけと共に揺さぶり起こされた記憶があります。その時は一瞬、「あ、終わったんだ!」と思いましたが、そこから何かあった時のために医師が近くにいる部屋に移されたそうですが、その記憶はありません。

とにかくぼーっとしていましたが、突然酷い吐き気に襲われました。

どうやら全身麻酔の副作用のようですが、稀に吐き気や嘔吐があるらしく、体質によるそうです。とにかく麻酔薬を早く体内から排出する為にたくさん点滴をした記憶があります。手術後の痛みは全く感じず、ただただ気持ち悪くてその日は夜寝るまでずっと嘔吐していました。

まさか全身麻酔がこんなにも私の身体に合わないとは…と思うと、これからは手術にかなり抵抗があります。 また、近頃色々騒がれていますが、麻酔の影響でそのまま命を落とされる方もいるので慎重になってしまいますよね。

私の祖母は検査のための全身麻酔で認知が一時的に進んでしまい、本当に大変だったそうです。そういう意味でも、若いうちに手術しておこうと助言してくださった先生の意図もよく分かりました。

術後は点滴生活、首にはチューブ

手術後1日はずっと点滴生活でした。

恐ろしくて直視こそはできませんでしたが、手術した首の部分には、傷口に血だまりが出来ないようにチューブが通されていたようです。この状態で寝るとか、どうしたらいいの…となりましたが、とりあえず手術当日の吐き気が収まってぐったりしていたので2時間くらいはうとうとできました。

チューブが取れたのは退院ギリギリだったので、入院中日頃の寝不足解消するぞー!と意気込んでいたのに、普段以上に眠れない入院生活でくたくたでした。

「退院後は普通に生活していいよ。」と言われていたものの、手術の影響だけではなく、首周りの違和感は精神的にもなかなかぬぐい去れるものではありませんでした。なるべく子供が触らないように、なるべく負担のないように…と、ちょうど冬真っ只中だったのもあり、首にストールを巻いていました。

術後1週間は激しい運動をさけていましたが、久々に術後の診察と脂肪腫の解剖結果を聞きに病院へ行くと、それだけで息切れが激しかったです。身体を動かさなかったことも大きいと思いますが、術後は色々と体力や免疫力が低下しているので、しっかり休養したら徐々に身体を慣らして行かないとな…と実感しました。

脂肪腫の解剖&検査結果

一番気がかりだった脂肪腫の正体。解剖の結果、やはり良性でした。原因は体質や遺伝など、色々なことがあるようですが、詳しくはわかりませんでした。

主治医の話では、「100%取り除いたからね。」と言われたのですが、再発も有り得るという話でした。突然できたものだから、これからも違う場所にもなるかもしれないけど、なるべく若いうちに取り除くように…と説明を受けましたが、全身麻酔はもう懲り懲りです。

ちなみに、今回摘出した脂肪腫。大きさは縦4センチ、横4センチ程だったと記憶しています。先生にも「大きくて、しかも筋肉に癒着してちょっと難しかった…」と苦笑いされました。でも取り除いていただいて本当に良かったです。

手術後の首の様子

術前の写真はありませんでしたが、術後3週間程の写真が出てきました。

元々ほくろが多いのでわかりにくいかもしれませんが、うっすら赤い筋が恐らくメスが入った部分でしょうか。現在はもう全く目立たなくなりました。

最後に

2人の子供がいながらの入院は、私の中で精神的に少ししんどい出来事でした。元々あまり頼りたくない性格なので、申し訳ない気持ちが先立ってしまいました。でも、今取っておかないと子供が小学生になったりしたら今回よりもっと負担がかかって大変になってしまうと両親からも助言を受けていたので、踏み切ることができました。

今回の腫瘍が良性だったので良かったですが、これが悪性のものだったりしたらそれこそ放っておくことは命に関わります。私も実際1年近くおかしいと思いながら、まだ子供が小さすぎて長期間預けられない…と放置していたので、良くなかったと思います。

手術するかしないかは別として、この腫瘍が良性なのか、悪性なのか、とにかく診察を受けることは大切だと感じました。

子育て中は自分の体を気遣えないことや後回しにすることが多いですが、長い目で見ると親が元気でいることが子供にとって一番大切だと言うことは明らかです。ほんの一時期の不便さや、周囲に迷惑をかけることを選択する勇気は、今後の生活を大きく左右するものです。

私はこれを機に少し気になることがあると、実家や義理実家にすぐに相談して、できるだけすぐに病院を受診するようにしています。もちろん近いから出来ることかもしれませんが、近所のお友達を頼ることもしていいと思います。

こればかりはお互い様です。

入院や手術となればご近所の方を頼るのは難しいかもしれませんが、早期発見のために出来るだけ気づいたときに受診することをおすすめします。

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