ドラクエ11ネタバレ|主婦がはじめてドラクエをプレイ!

アクション系やパズル系はさまざまなゲームをやってきましたが、RPG系はポケモンしかやったことのなかった私。

ドラクエは、幼いころファミコンでやって、主人公の名前を父親の名前にしていたらあっさり「たろう(仮名)はしんだ」とでて、棺桶に入った父親の姿にショックを受けやめてしまって以降、新作が出ても完全スルー。いままでやったことがなかったのです。

友人が口を開けば「ドラクエはいいぞ」しか言わなくなり、そこまで言うなら…と今回、最新作のドラクエ11を購入。やってみました。以下ポケモンと比較しつつ感想。

16歳の少年に重すぎる展開

ドラクエをはじめて数分「グラフィックきれいだな~」とのんきにプレイしていた私を最初に襲った衝撃が「16歳になったから、あんたはこの村からでていけ」という、唐突すぎるミッションでした。

正確には「実はあなたここの子じゃないから、本当に産まれたところに行ってみてね」という程度なのですが、あまりの唐突さと有無を言わせぬ出ていけムードにひたすらびっくり。

そもそも「あなたうちの子じゃないの」というカミングアウトだけでも子供にとったら相当な衝撃なのに、加えて「だから本当に産まれたところ行ってね、明日には行ってね」ってひどすぎやしませんか…?

お母さん、この子のこと好きじゃなかったの?無理して育てていたの?養育費ぶん取って来いってこと?と不安になる冒頭でした。

主人公も「いや、おれ16歳になったら免許取ろうと思ってたんだけど…」とか「いきなりそんなこと言われても心の準備ができてない!」と反論すればいいのに「うん、わかった」とあっさり村をでる。(基本的に主人公は素直すぎる)

しかも出た先に待ち受けていたのはひどい仕打ち。さらに命からがらもどってきた村は、襲われぼろぼろ、親も幼馴染もいない。なんだこの辛すぎる展開……。

ポケモン世界でも旅ははじまりますが、ポケモン世界では10歳になれば自分の意思でポケモントレーナーになってでていきます。だれかに強いられて出て行くなんてことはありませんし、その旅立ちは夢と希望に満ちたもの。

決して「帰ってきたら生まれ故郷が焼き尽くされている」なんてシビアな展開はありません。おなじCERO A(全年齢対象)のゲームのくせになんだこの展開の差は、と冒頭2時間程度で打ちひしがれ、軽く絶望したのでした。

ゲームシステムがつらい

自由にセーブができない

さて、なんやかんやでイケメンの相棒(カミュ)と旅することになり、まぁイケメンといっしょなら…とプレイを続けていたわけですが、ことあるごとにゲームシステムが不自由に挫折しかけました。

一番不自由なのはセーブが好きなタイミングでできないということ。ポケモン世界ではレポートというシステムで、好きなタイミングでセーブができていました。たとえばラスボスの数歩手前でセーブとか。

負けてもリセットしてまたすぐ再戦ができ、これが当たり前として育ってきた私にとって、ドラクエのセーブポイントシステムはなかなかつらかった。

キャンプをさがしてうろうろし、町に入ればまっさきに教会へ。セーブをとるためだけのルーラってなんだか不毛…。いつかきっとシスターや祭祀が仲間になって、その場でセーブができるようになるんだわと、夢見ながら旅を続けましたが、ついぞそんな仲間はできませんでした。

ドラクエだけやってきたひとにとってこれは当たり前のことなのかもしれませんが、いままでポケモンで甘やかされてきた私にとっては、ドラクエのセーブシステムはなかなか厳しいものでした。

全滅するとお金まで取られる

これはポケモンでもそうなのですが、ドラクエでもそうなんですね…全滅すると所持金が半分になってしまうという悲しいシステム…。

最初、このシステムに気付かぬまま、大金を持ってダンジョンボスに挑んでいました。

案の定負けて「仕方ないな~、装備を強化するか」と武器屋に入ると…あれ?!なんかお金なくない?!そこで始めて知ったのです、負けるとお金が半分になることを…、そのために銀行システムがあるということを…。

これは調べなかった私が悪いですし、そもそも優しいゲームであるポケモンですら所持金を奪われるのですから、シビアゲームのドラクエでそのシステムがないと思いこむほうが間違だったのかもしれません。

でもだれか、仲間のうちのひとりでいいから「負けるとお金減るよ!いまのうちに預けたほうがいいんじゃない?」くらい言って欲しかったです…。

かわいいキャラを目の前にしてもゲットできない

仲間を勝手に増やせないのも地味につらいです。

ポケモンだと出会った野生のポケモンをゲットして手持ちポケモンとして使えるようになるので、場面に応じて主戦力を交換したり、より強いポケモンをゲットしたら手持ちにして旅を楽にするなんてこともできましたが、ドラクエは自由にゲットができない…。

「こいつ強そう!ほしい!」と思ってもゲットできませんし「この敵キャラ可愛いな~愛でたいな~」と思っても投げるモンスターボールがありません。ストーリーになされるがまま、「えっ、こいつ一緒に行かなくてもいいんじゃないの?」というキャラも仲間になり、「一緒に行こう!氷の国の姫さま可愛い過ぎる!」となっても強引に連れていくことさえできません。

後ろ髪ひかれる思いで可愛い女の子やカッコいい男の子のいるダンジョン(国)をあとにするこのつらさ…。マスターボールさえあれば…手持ちに空きさえあればゲットできたかもしれないのに…という経験を幾度となく繰り返すドラクエなのでした。

ストーリーがきつい

仲間にしたいキャラを仲間にできないジレンマにとどまらず、仲間になったキャラが死ぬというえげつないストーリー展開が待ち受けているなんて、ドラクエをはじめたころの私は微塵も想像していませんでした。

戦闘で死んだら教会や呪文で生き還ることができるというのに、ストーリー上死んだらもうなにをしても復活しないってどういうことなんでしょうか。戦闘における死というのは結局のところ瀕死程度ということ?それなら棺桶にいれて引きずるという扱いがあまりにもひどすぎる。

そもそもここまで一緒に旅をして、やっとお互いの能力や過去や、志を分かりあえて、妥当魔王、がんばるぞ~!となったところで死ぬんかい!本気で死んでしまうんかい!

あまりにも唐突で、悲しすぎるキャラの死に、プレイし続ける気力を削がれる私…でもここでやめたら死んでいったあの子の気持ちに報いることができない、と気持ちを奮い立たせているあたり完全にドラクエにハマっているということなのでしょう。

キャラの死に限らずドラクエはストーリーが重い、重すぎるというのが正直な感想です。裏切りあり、別れあり、理不尽あり、イベントごとに出てくるキャラもあっさり死んでいく悲しみあり…。

ポケモンもサン・ムーン編ではそこそこ重いストーリー展開でしたが、それでも主人公が打ちひしがれるような鬱展開ではありませんでしたし、主人公が負けたから世界が終わって多数の死者が出るなんて責任重大すぎる責務も負っていませんでした。ある意味プレイヤーは傍観者の立場なので、楽観的でいられたのです。

対してドラクエは「もしかして俺(主人公=プレーヤー)が産まれてきたから、この世界の多くの人が死んでしまったのでは…」という罪悪感に駆られること多々。たとえそれがストーリー上の演出だとしても、そもそもの原因が魔王にあるのだとしても、「なんか俺のせいでごめんね…」と気持ちがどんどん沈んで行ってしまう。

そこまで感情移入できるだけのストーリー展開と魅せ方はある意味お見事とも言えるのですが。

ドラクエのここがいい

3Dモードor2Dモードが選べる

さて、ポケモンに比べてドラクエは重い!という話に終始してしまいましたが、ドラクエのほうがいいな~と思ったことも挙げておきます。ポケモンは3Dでしかプレイできませんでしたが、ドラクエは3Dと2Dから選べる!これは3D酔いする私にとってかなり嬉しいシステムでした。

平面でプレイできるのでダンジョンの高低差も分かりやすく、マップも分かりやすいというのがいいですね。さらに3DSでプレイすれば、下画面にダンジョン現在地まで出てくれるという親切設計。

ポケモンXYのミアレシティ(広すぎて迷う人続出の大都市)で完全に出口を失い、ゲーム半ばにしてクリアをあきらめた私にとって、2Dかつマップを見ながらプレイできるシステムは万々歳。むしろこのシステムがなかったらドラクエを早期に諦めていたのではないかと思えるほどに、ありがたいシステムでした。

つぎにやること、行く場所が分かりやすい

起動させるとこれまでのストーリーとこれからすることを教えてくれるシステムも地味に良いです。私はなんでもかんでもすぐに忘れてしまい、つい数時間前までプレイしていた内容を忘れて「次何するんだっけ?」となるタイプなので、ざっくりでも次に行く場所ややることを教えてもらえるのは助かりました。

さらにマップにも次に行くべき場所が星マークででてくる!これはポケモンサン・ムーンでも取り入れられ「めっちゃ助かる~!」となったシステムですが、ドラクエも同じでかなり時間短縮に役立ったと思います。

先述の「ドラクエはいいぞ」しか言わなくなった友人も「今作は初心者にやさしい造りになっている」と言っていましたが、やってみて「たしかに!」と思えるものでした。ストーリーは重めで「マジかよ…」となること多々ありのドラクエ11ですが、ストーリーの進めやすさはかなり簡単なほうではないかと思います。

私のようなドラクエはじめての方も、小学生くらいのお子さんも、ぜひやってみてください。このゲーム、面白いし取っつきやすいです!

おわりに

実はまだラストダンジョンをさまよっている状態で、クリアできていないなかこの文章を書いているので、これからドラクエ11の世界がどう展開していくのかわかりません。

ただ言えるのは、これまでかなりハードな展開すぎたので、せめてクリア後は「ああ、良かったなぁ」「主人公も産まれてきた意味があったよね」と思える、ハッピーな展開が待っていてくれればなと願うばかりです。

ポケモンのように「なんだかんだ言って、最後はハッピーエンドだよね」と安心して進められるゲームをプレイしてきた私にとって、ドラクエはかなりの衝撃で、だからこそ面白いゲームであると感じています。

どうやらラストダンジョン後もストーリーは続くそうで、それもまた楽しみです。