大阪のインスタントラーメン発明記念館

大阪府池田市という、大阪府の北部――兵庫県と隣接するところにある人口10万人ほどの小さな街に、「インスタントラーメン発明記念館」という体験型の食育施設があります。

この施設、こんな小さな街の片隅にあるのに、どうしてこんなに人気があるんだろう?というような混雑ぶりであることも少なくなく、学校など団体のお客さまが観光に来ることもよくあるようです。

そんな人気の施設が、どうして池田市のような小さな街にあるのか。

それは、世界初のインスタントラーメンである「チキンラーメン」を日清食品創業者の安藤百福さんが、大阪の池田市の自宅の裏庭に立てた小屋で開発したからだそうなんです。

池田市はインスタントラーメンの発祥の地なんですって!

そうして、1999年11月に「インスタントラーメン発明記念館」がオープンし、今では駅周辺でお土産として自分で作ることのできる「オリジナルカップヌードル」を持っている人を見かけない日がないくらいの人気の施設となっています。

この「インスタントラーメン発明記念館」、もうすぐ横浜にある「カップヌードルミュージアム」と統一され、2017年9月15日より「カップヌードルミュージアム大阪池田」と改称されることとなったそうです。

この施設、立地の関係もあり今では横浜の方が入場者数は多いようですが、大阪の池田の施設が一番最初にオープンしたんですよ!ということは主張しておきたいと思います。

施設情報


・場所:大阪府池田市満寿美町8-25
・最寄り駅:阪急電車宝塚線「池田駅」下車(阪急梅田駅より急行で約20分)徒歩約10分
・入館料:無料
・開館時間:9時30分~16時(入館は15時30分まで)
・休館日:火曜日(祝日の場合は翌日が休館)・年末年始。

※ただし、夏休みなどは火曜日も開館していることもあるので、事前にホームページで確認すると確実です。

1階のトイレ横に授乳室もあります。通路なども全体的に広くとられているので、ゴールデンウィークなどのよほど混雑するときでなければ、ベビーカーでの移動もしやすくなっています。

展示/アトラクションのオススメ

施設自体はそこまで広いわけでもなく、展示もまとめられているので、全部を見てまわってもそれほど時間はかかりません。ですので、よっぽど時間に余裕がないのでなければ、十分に全展示に目を通すことはできると思います。

しかし、もし時間がなかった場合、ぜひこれだけは…!と思うものをいくつがご紹介したいと思います。

インスタントラーメン・トンネル


建物に入り、展示ゾーンに入ってまず左側の壁の展示に圧倒されることと思います。こちら、「チキンラーメン」からこれまでのインスタントラーメンのラインナップが実際のパッケージを使い、壁いっぱいに年表として表されています。

期間限定のものなど懐かしいものがたくさんあるので、この年表を順に見ているだけでも十分おもしろいですし、年代が近い人と行くと、昔のインスタントラーメンの話だけでもかなり話が盛り上がります。かなり壮観なので、ここはぜひ見てほしい展示です。

マジカルテーブル(クイズコーナー)


インスタントラーメンに関するクイズコーナーです。ランダムに5問出題されます。すべての展示を真面目に見てから挑戦すると、難しいクイズではありません。5問中4問以上を正解するとテーブル下から引換券が出てきます。

その引換券をインフォメーションに持っていくと、可愛いチキンラーメン模様のメモ用紙がもらえます。クイズに挑戦するのにゲーム料金がいるわけでもなく、もし正解が3問以下で引換券がもらえなくても、何度でも挑戦することができますので、ぜひここで引換券を手に入れて、可愛いメモ用紙をもらってくださいね。

マイカップヌードルファクトリー


この施設で一番のオススメはこのコーナーです!

自分だけの「カップヌードル」を作ることができるんです。しかも、1個300円! お手頃価格で、見た目にとても魅力的なお土産を作ることができるので、「インスタントラーメン発明記念館」に行ったら、必ずこのコーナーは体験してほしいと思います。

まず、自動販売機で空のカップを1個300円にて購入します。買ったところで手を消毒し、カップの中を汚さないよう、蓋をしてもらいます。

自動販売機のすぐ後ろ側にテーブルと椅子がたくさん並べてあり、スタッフさんが空いている席に案内してくれます(案内されるのは繁忙時の人が多いときだけかもしれませんが)。

そのテーブルにはいろんな色のペンが置いてあるので、カップの外側に好きなイラストなどを描いてデザインします。テーブルには、チキンラーメンのキャラクターたちのイラストが置いてあるので、自分の好きな絵を描いてもいいですし、キャラクターのイラストを参考に描くこともできます。

そして、イラストとともに製造した日付を記入します。賞味期限は製造日から1か月です。

カップのデザインが完成したら、そのカップをスタッフさんに渡し、麺や具材・スープを入れるところから、蓋をしてパック(シュリンク包装)してもらうまでの作業を順に目の前で行ってもらいます。

そのときに、カップラーメンを開発するにあたり、安藤百福さんが発明したポイントを説明してもらえます。

さて、オリジナルのカップラーメンを作るのに最大の楽しみは、スープや具材に何を選ぶか、です。スープは4種類からお好みの味を、具材は12種類から4種類を選んで入れてもらいます。もちろん、自分で好きなものを選べるわけですが、味の組み合わせはなんと合計5460通りもあるそうですよ! 迷ってしまいますよね。

スープはノーマルなカップヌードルの味から、シーフード/カレー/チリトマトの4種類となっており、具材はエビ/コロ・チャー(肉)/タマゴなどの一般的なものから、ひよこちゃんナルト/チェダーチーズなど少し変わったもの、そして期間限定のもの(今回は旨みチャーシューでした)など、いろんな種類があって目移りしてしまいます。

期間限定のトッピングはやはり試したい! でも、お土産として渡すのであれば、ひよこちゃんナルトは入れたいところ。4種類のトッピングを選びますが、もちろん同じ種類を選んでもいいので、ネタとしては、4種類すべてをひよこちゃんナルトにしてみるというのも楽しそうですよね!

そんな感じで悩みつつも、パックまでしてもらえば完成です。

あとは、エアパッケージの中に完成したカップヌードルを入れて、置いてあるポンプで空気を入れて、紐をつけたら出来上がり!

ちょっとかさばるけれど、見た目にとても可愛い素敵なお土産の完成です。

テイスティングルーム(喫煙コーナー)

マイカップヌードルファクトリーのカップの自動販売機の少し先のわかりにくいところに、テイスティングルームに行く通路があります。

ここでは、関西地区だけではない、様々な地域限定の商品が自動販売機で販売されており、持って帰ることはもちろん、その場で食べることもできるんです! その土地に行かなくても地域限定が手に入るのは魅力的ですよね。

どんな地域限定品があるのか、買わなくても一度は覗いてみたいところです。奥まっている場所にあってわかりにくいですが、忘れずにこちらも確認してみてくださいね!

チキンラーメンファクトリー

もう一つのこの施設のメインの体験はここ、「チキンラーメンファクトリー」です。

ここではなんとチキンラーメンを手作りすることができるんです!

ただし事前に予約が必要で、3か月前の同日10時より予約開始となるのですが、土日祝日に開催される分については予約開始と同時に予約が埋まってしまうくらいに人気があるとか。

平日であればそこまでではないですが、それでも団体の予約が多く(学校教育で利用する場合は利用料金が無料となるそうで、さらに予約も1年前からできるそうです)、最近では海外からのお客さまも多いらしく、直前だと予約が埋まっている可能性が高いです。

余裕をもって予約しておくことをオススメします。
詳細情報は以下のとおりです。

・開催内容:1日4回(各回90分) 9時30分/11時/13時/14時30分
・料金:大人(中学生以上)500円/小学生 300円
・定員:各回48名(ただし小学生以上)
※作業はペアで行うため、1名での申し込みは不可。できるかぎり偶数人数での申し込みが望ましく、小学生1・2・3年生は中学生以上の方とペアで参加のこと。参加者以外は会場内に入れません。会場内には入れませんが、ガラス越しで作っているところを見ることはでき、撮影することも可能です。

実は、私もこのチキンラーメンファクトリーは体験したことがないのですが、小麦粉を手でこねるところから始め、最後は油で揚げるそうです。パッケージはカップヌードルと同じく手描きでデザインするらしく、以前、家族が作ってきたときには、麺が売り物よりもなんとなく伸びた感じで、いかにも手作りという感じの見た目になっていました。

せっかく観光でこちらまで来られるのであれば、500円とお値段も良心的でありますし、「チキンラーメンファクトリー」も体験できると「インスタントラーメン発明記念館」を満喫したという気分になれると思います。

ミュージアムショップと「池田市観光案内所」

建物に入ってすぐの、ミュージアムショップではチキンラーメンのひよこちゃんのいろいろな商品が販売されており、可愛いお土産を買うことができます。

「チキンラーメンまんじゅう」などは、チキンラーメンと同じようなパッケージデザインですが、「チキンラーメン味ではありません」と表記してあるなど、ちょっとした小ネタ(?)も仕込んであり、お土産としておもしろいかもしれません。

また、池田駅から「インスタントラーメン発明記念館」に行く途中に「池田市観光案内所」があります。

こちらでは「まちあるきマップ」などのパンフレットが置いてあったり、街の情報を検索できるタッチパネルが置いてあったりと、観光案内所としてはもちろんのこと、池田市のイメージキャラクターのグッズや、チキンラーメンを使ったお菓子なども販売しているので、こちらに寄ってみても楽しいお土産を探すことができますよ。

さいごに

池田市は、特に観光名所が多いわけでもないので、わざわざ「インスタントラーメン発明記念館」のために遠くから来てください!とは言いにくいのが正直なところです。

でも、もしこちら方面で用事があるのであれば、ちょっと立ち寄っていただいくにも無料で入りやすいですし、展示や体験コーナーで楽しむことができて、ワンコインでインパクトのあるいいお土産も作れるので、とても満足していただけることと思います。

横浜のカップヌードルミュージアムは入場料もかかるとか! 池田の「インスタントラーメン発明記念館」はとっても良心的ですよね! 名称が変わっても、その部分は変わらないでほしいと思います。

ちょっと電車でおでかけしようかな、というときなど、「インスタントラーメン発明記念館」も遊びに行く候補地として入れてみてくださいね!

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