大磯のグルメランチ

「海水浴発祥の地」と言われる大磯界隈で以前働いていた私は、この町のだいたいのお店に行ったと言えます。お店の数はそんなに多くないのですが、その中から味、雰囲気、値段、中毒性、サービスなど総合的に考えて勝手にベスト15を選びました。

こじんまりした街の規模ながら、さすが別荘地だっただけのことはあります、侮れないレベルのお店が意外と多いのです。特にベスト10は、少なくともお勧めメニューは、絶対の自信をもっておすすめします。

うどん縣

東海大学付属病院のすぐそばにあります。ここは創作讃岐うどんのお店です。といいつつも、透き通ったいりこ出汁のうまみ、麺のこしは本物なのでご安心を。

一番のおすすめは、「あがたのうどんセットBいりこ」です。これは、摘果みかんのスライスが載ったかけうどんをそのまま食べたり、油で揚げて調理されたザクザクしたいりこの粉につけて食べたりを交互に楽しむメニューです。

これが絶品!Aとろろも試しましたが断然いりこがおすすめ。具は鶏肉が入っています。以前低温調理されたもので、その後とり天になったかと思います。これに、無添加ちくわ天をトッピングすると最高です。

いりこは少し残しておいてください。後から運ばれてくる一口ごはんで〆ます。
第二候補はこの豚の天ぷらのぶっかけです。スタミナとボリュームを求めているときはこちら。

いつも店内の黒板には、季節限定のメニューが書かれています。このとうもろこし天や玉ねぎ天にはいつも誘惑されていました。だって、こんな風に美しい佇まいなので!単品で頼むのもありです。

いりこごはんも捨てがたいです。うどんのセットで食べるいりこと、ごはんの上に載っているいりこは、なんだか趣が違って、両方食べてもかぶった感じがないのです。ただ、お腹に入るかどうかですね。このいりこは店頭で買える場合もあるので、家でごはんを食べてもいいかもしれません。

ちなみに単にかけうどんを頼んでも、摘果みかんが載っていないのでご注意を。この出汁にみかんの汁をしぼって飲むのが最高なんです。

こだわりの強い店主から、また非常に感じのよい奥様から、お店への、そしてこのお店が大好きなお客への愛が伝わってきます。老若男女に愛されているお店です。

松月

大磯駅を降りると目の前にロータリーが広がっています。その右手奥に旅館のような雰囲気の建物があります。これが実は伊藤博文の料理長が開いたという、明治時代から続く由緒正しき料亭なのです。

そんな敷居の高そうなところですが、昼は 3,000円台でミニ懐石を味わうことができます。ほどよい塩梅で、旬のものをいじりすぎずに手を加えていて、しみじみと美味しいです。ほっとしつつ、背筋が伸びるような絶妙な美味しさです。

メイン料理やお刺身はもちろんのこと、赤だしのお味噌汁、ごはん、漬物はもちろん、最後のあんみつまで手抜きのない、さすがミシュラン星付きだなというお店です。食べログの評価はちょっと低すぎて納得いきません!

お店のサービスは味同様、緊張しない程度に上品で、お昼時間を楽しめるかと思います。

鳥杉本

駅から国道一号線に向かって5分ほど歩いたところにあります。ここの鳥定食は鉄板。1,200円くらいだったかと思います。

その鳥づくしのおかずがずらりと並ぶと、どこから食べていいのか悩ましいほど。竜田揚げ、焼き鳥・つくね、とりさしです。熱いものは熱いうちにと思ったり、突き出しのようなとりさしを先にいただく方が順序として正しいのではないかと思ったり。そこにごはん、香の物、おつゆが加わります。

名前を忘れましたが、しぎやき丼みたいなものも大人気です。これは炭火であぶった鶏肉がしょうゆベースのタレにつけられてからごはんに載せられているもの。これにハマる人、続出です。

ちなみに博多丼というポン酢しょうゆでつけられているものはあまりおすすめしません。個人的に。茶碗蒸しは600円くらいと定食に比べたらお高いのですが、具がオールスターといった感じでレベルが高いです。

ガラス戸の扉をガラガラと開けながら、座れるかな?!とドキドキする人気店です。

出前もいいですが、やっぱり出来立てが最高です。

大磯迎賓館

駅前にあるイタリアン。こちらは100年以上前に別荘として建てられたもので、国の文化財に指定されているそうです。外観からして素敵なので吸い寄せられるかと思いますが、中もなかなかです(ダジャレではありません)。

高台なので海が見え、一気にリゾート感でいっぱいになります。かの有名なレストラン、小笠原伯爵邸を手掛ける会社がやっています。

大磯の食材を使っているというコースはレベルが高く、食べ応えもばっちりです。またピザ窯があるので生地が薄めのれっきとした本物のピザを食べることができます。是非両方いただきましょう。

そば処 松涛庵

美しい松並木の中ほどにあるそば処です。

ここの冬季限定鍋焼きうどんが最高です。ぐつぐつと煮込まれ、天ぷらが、味がしっかりとした濃いめの汁に、でろでろと溶けそうになっているところがたまりません。うどんと半熟に近くなった卵、かまぼこやネギまで、混然一体となっています。

ちなみに夏でもお願いすれば、たいてい鍋焼きうどんをつくってくれますので、ダメ元で頼んでみてください。断られた経験がないので、多分いけます。

おにいさんが岡持ちに入れて運んできてくれるので、何人かいれば出前もいいですね。

ボンルパ

西湘バイパスの大磯西インターを下りたところ、国道一号線沿いにあります。旧吉田茂邸から歩いて来ることができます。ここは、オーダーしてから出てくるまで時間のかかる、妥協をしないマスターの店。常連さんでいっぱいです。

トロトロに煮込まれたタンシチューが絶品ですが、忘れがたいのは生姜焼き定食。生姜焼きって普通、醤油味が強くしょっぱめだと思うのですが、ここはがっつりお砂糖が入っているのです。すっかりあまじょっぱい生姜焼きのとりこになり、家でもお砂糖を入れるようになりました。

うろんや

マスターがときどき、海外に研修旅行と称して食べ歩きにいき、それをその後のメニューに加えていくという、研究熱心なお店です。こちらも大磯西インターを下りたところにあり、大磯プリンスホテルまでの側道が近くにあります。

とりわけ美味しいのは、納豆パスタとオニオングラタンスープ、中華サラダです。納豆パスタは、ひきわり納豆とひき肉がめんつゆのようなもので味付けられたパスタで、中毒になります。オニオングラタンスープの濃厚さと焼かれたチーズが噛み切れない、そこが逆にいいと思いました。

中華サラダは中華ドレッシングで味付けられていて、鳥ハムのようなものが載っています。

はやし亭

大磯駅から徒歩5分くらいの、国道一号線沿いにあるお店。町役場や鴫立庵が近いです。

ここのとんかつは間違いがないです。衣がさっくさく。お肉は箸で切れる柔らかさです。濃厚なソースの塩加減もよく、どぼどぼ入れてしまいます。ミックスフライとか、揚げ物全般、どれでもいけます。

奥さんがサーファーって感じなので、大磯気分が味わえるかと思います。

蔵にて

町内で唯一の旅館である大内館の敷地内にある喫茶店です。本当に蔵です。名前も秀逸。

一杯一杯淹れるコーヒーは美味しく、キスチョコがついてくるのもうれしく。バンホーテンを使ったココアは生クリームがのってきます。すっきりしたいときは雪待ちにんじんジュースとかでもいいですね。

いつもクラシックが流れています。

カウンターの奥にいるおねえさまが風吹ジュンのような、田中裕子のような、なんだか色っぽい方です。

くるまや

駅から平塚方面に車で進んだところにあります。

蕎麦屋ですが、いろいろなメニューがあります。昭和の田舎の店といった雰囲気でたしか囲炉裏があったような・・・。はっきりいって決して清潔な雰囲気のお店ではないのですが、絶品のものがあるのです

それは、もつ煮込みうどん。鉄鍋に入って出てきたかもしれません。とにかくすごい量で、汗をかきながらはふはふいただきます。甘辛のもつ煮は生姜が効いていて、絶品です。

さぬきうどん讚州

駅から徒歩4分くらい、小学校の目の前にあります。蔵のような建物で、田舎の小学校の校舎内に入ったような雰囲気があります。映画「二十四の瞳」のような。観ていないのですが!

ここも本格的なうどん屋さんで、常連さんがいっぱい。なんといっても汁の美味しさが抜群。いつまでも飲み続けられるうまさです。麺はやや柔らかめな印象。セルフで選ぶ四国のおでんや天ぷら(揚げ天)もしみじみ来ます。

大磯港 めしや

ここは限定何食といった感じが多く、早くいくことをおすすめします。まさに行列ができる店。そのときどきの魚がメニューに上がっていて、港にきた!という活気が店内にも溢れています。

2,000円を超えたりと、安いということはないのですが、とにかく魚尽くしでボリュームがすごいので、それを楽しんでみましょう。

媽媽厨房

国道一号線沿いにある、赤くてインパクトのある建物です。本場っぽい雰囲気がプンプンします。

夜は特級厨師がいるという本格的中華です。ランチのクオリティは、ばらつきがありますが、安さとボリューム感と大陸的な味付けがいいです。

レディースセットとか、食べきれないかもしれません。また油淋鶏とかオーダーしてしまうと、とんでもない量が出てきます。ですので、お店のおねえさんにおすすめとか聞いてみてください。調理師は中国人が多いと思いますが、サービスを担当する女性スタッフはだいたい日本人です。

ここはお弁当も頼めるのですが、ちょっとびっくりするくらいの具沢山っぷりです。必ず点心がいくつか入りますし、ごはんがすすむおかずが何種類かあって、ボリュームもすごいです。お値段以上でとてもお得です。かえってお弁当の方が美味しいのではという疑惑もあります。

丸源ラーメン

大磯西インターを出た国道一号線沿いにあります。

いくつかラーメン店があるなかで、チェーン店はありますが、ここをお勧めします。他の有名店が好みでない味噌ベースだったりすることもあるのですが・・。

ここではやはり薄切り肉が泳ぐ肉そばをオーダー。定期的に食べたくなる味です。

またその定期的に行きたくなる理由として、いつも味が一定していないということがあります。あ、今日はうまい人だ、だって味がしっかり濃いもの、みたいな運試し的な要素があるのです。

ネギをトッピングするのもおすすめ。

ソフトクリームとかチープな味わいですがとっても安いです。

マッサマン タイキッチン

女性のタイ人の料理人がやっているお店です。この方の笑顔に、「微笑みの国」という言葉を思い出します。

生春巻きなど前菜と、メインメニューも当たりのものはとても美味しいです。ちなみにグリーンカレーはとても甘く、ちょっと好みではありません。甘い味付けのものが多いかもしれません。

まとめ

こうやってみてみると、やっぱり食べログの評価ってあてにならないものだなあと思います。

以前はとてもあてにしていましたけれど。味覚はとても個人的な感覚ですから、人の推薦がどこまでヒットするかは分かりません。

ただ、しつこいようですが、ベスト10までのおすすめメニューは是非トライいただきたいものです。